出会い
1
この世界には魔法と言ったものがある。それは本来魔獣を倒すためのものだった。魔獣とは魔力を持ち太古の時代より生きていて破壊願望が強いものだ。その正反対が聖獣だ。聖獣も太古の時代より生きている魔力を持つ。だが魔獣と違って聖獣には破壊願望がない。太古の時代より人を守ってくれたものだ。
しかし魔法は魔獣を倒す力だったはずがいつしか戦争などでつかわれるようになってしまった。
そしてそれを代表し攻めあっている国がある。それはヴェルハム皇国とヴェルス帝国だ。
なぜこの二国かというとこの二国には特殊魔法があった。皇国には光、帝国では闇だった。
しかし、一度だけ和解しようとした話がある。しかし話し合おうという直後その王は殺されてしまった。和解が気に入らなかったものが王を殺し、女王も殺した。そしてそれが起きたのは両方の国だった。ヴェルス帝国では第一王子が、ヴェルハム皇国では第一王女が行方不明となった。
2
とある町にある少女がすんでいた。その少女の名前はスミレ・ペリアンという。歳は大体18才前後といった感じだ。特徴は金髪のロングに赤眼。
今スミレはある日の事を思い出していた。それは10年前の事を。
3
10年前、スミレは近くの森を歩いていた。薬草をその時に魔獣に襲われた。
特徴は狼のような姿で禍々しいオーラをだしていた。
「きゃぁー助けて」
スミレは魔獣から逃げていた。しかしものすごい早さで追い付いてきた。
「グラァーー」
その狼のような姿の魔獣に追い詰められた。その時スミレはもうダメだと思った。
しかし
「大丈夫か?女」
その時見た光景は信じられなかった。何故なら魔獣を越える速さで来て魔獣に対して剣を魔獣の頭にぶっ刺した。
「おいおい、大丈夫か?」
その人は黒のコート、黒いズボンなどの全部黒の服だった。
そしたら魔獣が動き出した。
「うぉ、危ね」
魔獣が首をふってその少年が不安定になって落ちそうになりすかさず剣を抜き回転しスミレの鄰にきた。
「おい、大丈夫か?俺はハルトまー覚えてくれなくてもいい。さてもうそろそろ行くか」
そう言うと剣をしまいこう唱えてるようにいい手をつき出していった。
<ファイアーバースト>
次の瞬間爆発的な炎が魔獣を包み込んだ。一瞬で魔獣が跡形もなくなっていた。
その時思ったことは
(この人に恩返しをしたい)
思ったしかし自分は逃げ回ることしかできなかったと思い返してみていた。
「じゃあな、またといっても会えるかわからないな」
と言って離れていこうとしたらスミレは急いで声をかけた。
「あ、あのハルトさんはどうしてここに?」
「ん?ああ、悲鳴が聞こえたからな。それに10年後旅へ出る予行訓練だからこうでなくちゃ面白くない」
何気無く振り替えって返してきた。スミレはくびをかしげていった
「旅?何をしにですか?」
「ああ、それ話な帝国と皇国を止めるための旅だ」
然り気無くとんでもないことを言ったとスミレが思ったがこういった。
「···もしよかったらですけど···もしその旅を始めたら私も一緒にいってもいいですか?」
ハルトはわからなさそうに首をかしげた。
「恩返しもしたいですし····手伝いたいんです。いえ違います。私の為でもあるんです」
「恩返しだけだったらやめろといいたかったかっただが、良いだろう近くに来てもし覚えていたら誘ってやる」
「あ、申し遅れました。スミレ・ペリアンです」
「ああ、それと敬語はいいから、じゃ10年後ご縁があれば」
と言ってすぐに消えてしまった。そのあとスミレは10年間修行をした。
4
今やこの町の有名人になったスミレはこの町唯一の魔術師だ。この町では酒場の看板娘としても活動していた。10年前の事を思い出していると一人の男性が入ってきた。その人は黒のコートに黒いズボン、黒髪黒い瞳、黒い十字架ネックレスをつけて腰には二本の剣をたずさえた少年だ。
その人にスミレは見覚えがあった。そうその人は
「ハルトさん?!」
「ん?ああ、スミレか。約束果たしに来たぞ。」
イケメン風になり、町のなかで聞いても10人が10人ともイケメンと答えるようになっていた。
「何だ?あのイケメン野郎!町のアイドルスミレちゃんに対してきやすく声をかけやがって!」
「そうだな。この町のルールを教えなきゃな!!」
と言って男が10人きた。周りの女達が
「まただわ」
「スミレちゃんに声をかけた人ああやるのよのよね」
がたいのいい男が指をパキパキならしながらいってきた。
「なー兄ちゃんちょっといいか?」
ハルトはキョロキョロ見渡していた。
「オメェのことだよ!」
「嫌、俺あんたの兄ちゃんになった覚え無いけど」
その男は今度こそ激怒して
「テメェふざけんな!!オメーらやちまえ」
10人一斉に殴りかかてきたがハルトがめんどくさそうに腕をあげるると10人とも宙にまっていた。
「「「なっ」」」
「相変わらずお強いんですね」
全員が驚いていた。男達が起きあがると
「「「すんませんしたー」」」
と言って逃げていた。そこに村長がでってきた。
「もしや、魔術集団の天の日射しの漆黒のハルト様ですか」
「どうしてそれを」
ハルトは眉を潜めていった。それもそのはずいきなり顔が割れたりはしないこんな田舎町ならなおさらだ。だからこそどうしてわかったか聞いておかなければならないからだ。
スミレは分からなさそうに首をかしげていた。どうやら知らないようだ。まーそれも無理はない。さっきもいったがここは田舎町だ。ハルトは別に田舎町にしれわたるようなことはしていないつもりでいた。
「簡単なことですじゃ。まずあなたの服装は黒そのつぎに魔力量に更に二本の剣どちらも凄い魔力量を持つ剣ですじゃそれでわかったのですじゃ」
ハルトは驚いていた。何せ自分の力を見透かされてしまったからだ。それこそハルトの師匠である存在の人でなければと思って要ると思い出した、かつて魔法十二神の最後に師匠ともう一人要ると聞いたことを思い出してもしやと思った
「···もしかしてあなたは···いえ何でもありません」
ここでは言うなという顔になっていた村長を見て途中で言うのをやめた。
「あの~魔術集団ってなんですか?」
村長が一瞬驚いた顔をしたがそれを戻してスミレにいった。
「あなた様も知っておられるじゃろう。帝国軍と皇王軍に対して攻撃を仕掛けられる組織のことじゃよその組織の事を魔術集団と言うんじゃ」
村長が説明をするとスミレが首をかしげて村長にその疑問いった。
「じゃあひとつの組織なんですか?」
スミレが思ったのは魔術集団は全員そう言った集団にはいているのかということだ。組織つまり組織なら組織全体の命令には従わなければならないのか?と言うことだ
「少し違うのう。魔術集団と言ってもそいう枠であって別に正式に申し込めば簡単になれるのじゃ。じゃがひとくくりに魔術集団と言っても帝王国、皇王軍にやられてしまう場合がある。そのチームが弱けれ場そうなるが強いところ特に天の日射しは戦争でもおかさないと完全には掌握できないと言われておるから帝国軍や皇王軍も迂闊に攻撃ができないんじゃよ」
村長が長々説明でよくわかったようだ。村長がそのあとにこういった。
「というか、あなた様にも話したはずなんじゃがのう····この町でゆっくりしていきなさい」
と言って去っていった。それからスミレとハルトは席に座って話をしていた。積もる話もそこまで有るわけでもないから世間話を話続けていた。
どうも初めて書いてみた作品ですが脱字があったら行ってください。分かりにくいところもあったらお教え下さい。では次の話も、時間がかかるかもしれませんがこれからもよしくおねがいします。