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鼓星  作者: 吉川元景
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父上に呼ばれ父上の元に参上する。

その場には元春、隆景、隆家がいた。

昨今の情勢についての話が主だった。

周防の大内家にそんな動きが…。

陶隆房殿は本当に大内義隆殿に可愛がられていた印象だった。

戦場での敗戦がきっかけで義隆殿がより絵や能に傾倒しているとは噂で聞いたが、文治派と武断派でそこまで拗れているとは思わなんだ。

何も起きないと良いのだが。

そんな事を考えていると、父上が雫殿を呼ぶ。

2ヶ(ふたつき)ぶりだろうか、父上が何を雫殿に頼んでいたのかは知らないが、先日隆景に会った際に聞いたら「自分で会いに行き、自分の目で確かめてみてはいかがでしょうか。」

と言い放たれてしまった。

隆景は昔から少し距離を感じる弟だ。

元春はさっぱりとした性格なのもあり、「兄上!」と話をしてくれるのだが…。


「ここで皆に大事な知らせがある。」

なんだろうか?

「雫殿の胎には儂の子が出来た。」

は?何を言っているのか理解できなかった。

雫殿にしか頼めぬことってそういう…。

黙り込んだ儂より先に声を上げたのはいつも大人しく話を聞いている末弟だった。

「どういうことでしょうか。父上。」

その声はその場を凍りつかせるには充分すぎる程冷たく響いた。

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