表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある世界の出来事~光の勇者編~  作者: 山崎世界
第二章:流れ行く世界
27/44

深淵

「やあ闇の王。ご機嫌はいかがかな」

 投げかけられる言葉は虚空に溶けるように響きだけを残す。深き闇の中にあり、しかしどうでもいいと言わんばかりに、言葉を続ける。

「やあ闇の王。ご機嫌いかがかな」

「ノアラバルトか。なんだ?この前の非礼でも侘びに来たのか?」

 やれやれ、と肩をすくませる。しかし、ノアラバルトと呼ばれた人物は、あくまで自分のペースで話を続ける。

「この前の非礼って…?」

「今もそうだが、私の世界に勝手に侵入したときのことだ」

「あれはボクの血族が勝手にやったことだからねぇ」

「白々しいことを言うな。お前の冗談など聞かなくても一向に構わんのだが」

「はっはっは。ま、そうだね。正直君にとっては同で見い事なのだろうけど、一応伝えておくよ。ちょっと、留守にするから」

「何をする気だ?」

「んー…?ちょっと王たちの邂逅も終わりが迫っているしボクも仕事しないとね」

「…」

「だから、乳繰り合うなら今の内だよ。思う存分若いツバメと戯れるといいさ」

「それ以上さえずるなら消すぞ」

「あはは…これでも結構真心が効いたアドバイスなんだぜ。ま、いいけどねそれじゃあお望みどおり消えるよ」

「…」

 暗闇の中。闇の王は思案する。

「また…世界は動き出す、か…」

 しかしすぐにどうでもいい、と。静かに眠りについた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ