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ミルクティ色の仔猫の話  作者: おーもり海岸
1.サラちゃん はじめてのおつかい In 学院へ
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8. 仔猫は狙われてる?

やっと起きました、後半戦のスタートです!

よろしくお願いします!!

お昼寝から覚めて、エドさんに「起きたかー?」って撫でてもらいました。

うん? なんか知っている気配がする。

…うーん、気のせいかな?


またまた、ベルさんの背中に乗せてもらって行きます。

西地区では、ベルさんの背に乗る仔猫わたしが珍しいのか、小さい子供たちが追いかけてきて大変でした。こんな綺麗で大きいウルフ・ハウンドを見るのも、初めてでしょうしね。

さらに、ちみっちゃい仔猫が乗ってたら面白いんでしょう!


「ベルの背に乗っている、サラちゃんが可愛いからだと思うよ?」

と、エドさんが言ってくれるけれど、どう贔屓目に見ても、子供たちはベルさんが目当てでしょう。

仔猫は、おまけですね。

『なんというか、サラは自分がわかっていないなぁ』

とベルさんが言うと、横でエドさんが頷きます。えー、すごいよく判っているもん!



さて、ここからは、貴族の多い地域に入るぞというところへ来て、エドさんから注意をされました。

「とにかく、ここからは絶対に、、ベルか俺の近くにいること!

 浚われそうになったら、すぐに叫べよ。

 そして、もし、どうしても危なくなったら、高いところへ逃げるんだぞ、いいな!!」


…なんか、怖いです、エドさん!

だって、ここからは貴族のお屋敷とかがある地域なんでしょう?

治安もいいって言ってたじゃないですか!


「貴族にとって、治安がいいだけで、ここで浚われて屋敷の中に連れ込まれたら、探しきれない事があるんだ。 ヤツラ、欲望に忠実だからな。欲しいと思ったら、多少の無茶はしてくるんだよ」

と、エドさんが苦々しく言います。

それって、もう、無法地帯と一緒じゃないですか!!

ど、どうしよう、怖いよぉ。


ここからは、ベルさんの背中にぺったりくっついて、首輪のところに手をかけ、伏せの状態です。

いませんよ~、サラはいませんよ~…。

『サラ、あんまり、効果はないと思うぞ…』

ベルさんにちょっと呆れたように言われましたが、サラは真剣ですからね! 

目立たないように、頑張ります!!


そんな、緊張感を持ちながらも、お屋敷街の路地をのんびりと歩いています。

お屋敷街では、走る方が目立つんですって。知りませんでした。



「まぁ、好事家ってヤツラがいて、連中は、珍しいものや、美しいもの、かわいいものに目がない。

 見つけて、ほしいとなったら、なんとしても追いかけてくるからなぁ。

 で、始末の悪いことに、こいつら金持ちだったりするから、金をばら撒いたり…」

なんて、話しながら歩いていたら、


「うおぉぉぉお! 金貨~!!」

「待て、コラ、それは俺んだ! 金貨3枚だあぁぁぁ!!」


口々に、金貨、金貨といいながら、袋や網を投げつけてきます!

一体、これは、何~!?


「ちっ、思ったより早かったな。エル、気をつけろ!!」

『サラ、落ちないようにな!』

あいっ!頑張ります!! 

とはいえ、走るベルさんの背中に乗っているのは、結構大変なんです。その上…


ワウゥ・・・!

ワン! ワゥゥ!!

大きい黒い犬さんまで、出てきました! なんでしょう、なんで牙をむいているんですかぁ!?

二匹で、エルさんに掛かってくるなんて、卑怯じゃないですかー!!


『サラ、平気だから、ちょっとの間、我慢しておいで』

そっと、サラを背中から降ろし、体の影に隠してくれました。ベルさーん、怪我しないでねぇ。

心配になって、小さくなっていると、ベルさんが背中の毛を逆立てて威嚇しています。


「ガアァウゥゥッ!!」


ベルさんの気合の入った咆哮で、二匹の黒犬さんたちは、あっという間に逃げていきました。

……サ、サラもビビリました!! ウルフ・ハウンドさんは伊達じゃないです!


呆然としているサラを、べルさんが優しくなめてくれました。すごいなぁ、ベルさんっ!


ベルさんが戦っているころ、エドさんも大忙しでした。

袋だの、網だのを振り回していた、男の人を3人も蓑虫さんみたいにして、縄をかけて転がしていました。エドさんも、凄い。あ、面倒くさいって、今、悪者さんを蹴ったでしょう、エドさん。


「よう、こっちは片付いたぞ。 大丈夫だったか、ベル、サラちゃん」

声をかけて貰ったので、嬉しくなって、エドさんに向かって走り出します。

抱っこしてもらうんです!


でも、そんな暢気なサラを、まだまだ攫おうとする人が居たなんて、気がつきませんでした。



ここからは、襲い来る変態!という、サラちゃんには、見せたくないオトナがたくさんでますー。すいませーーん!

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