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ホラー『今、通り過ぎたのは──』
見知らぬ田舎の田んぼ道。
バスはバス停を通り過ぎた。
前から来た風呂敷を背負ったおじいさんが何かを探している。
『バス停は⋯⋯』
「すぐ先ですよ」
『どうも』とお辞儀をして通り過ぎた。
今度はおばあさんが荷物を抱えてやってくる。
「バス停ならこの先ですよ」
静止。
「おかしなことを言うね。バスの運行廃止は六十五年も前。今はただの道だよ。何か見えたのかい?」
おばあさんの言葉に硬直する。
怖くて後ろを振り返られなかった。
お読みいただきありがとうございました!
おじいさんどころかバスもバス停も⋯⋯!?




