13/20
ヒューマンドラマ『同じミニカーが欲しい』
ミニカー売り場で、一つの箱を握る二歳の息子。
買ってアピールだと分かる。
“梯子付き消防車”は二台目。
「ねぇ、同じの持っているでしょう。違うのにしたら?」
呆然とする私は努めて穏やな声で提案する。
「これ!」
箱を握りしめたままの息子。
(まぁ、二台あってもいいか)
財布を開ける私。
家に帰ると息子は笑顔で両手に同じ消防車を持つ。
そして一つを私へ。
「いっしょに、あそぼう」
息子は同じ消防車で一緒に遊びたかったのだ。
お読みいただきありがとうございました!
同じ物を共有したい気持ちっていいですよね。




