【武器】
今回は蓬莱泉の梅酒。
あと、なんかちっこいカワハギの骨チップスみたいなのがつまみ。
日本酒の梅酒、何故か濃いことが多い。
嫌いじゃないけど、割ることが前提みたいでちょっとなとおもう。
まぁ嫌いじゃない味。
けど、ストレートで飲む梅酒は、今のところ景虎の梅酒が一番かなぁ。
あくまで自分ランキングだけど。
「なんじゃ? おぬしらあの"銭洗い"じゃろ?
あんなの蹴散らせるのも難しくないとおもうがのう。」
「実際その通りだけどさ、あんた見殺しにすると大変そうだし。」
「そうか、それじゃ逃げさせてもらうわい!」
そういうと、街に向かってガラクタジジイは走り出す。
そして狼は待ち構えているような奴等は厄介と判断して、逃げだしたガラクタジジイを目標にして走り出す。
「魔法の矢!」
通り抜けようとした狼を魔法の矢がつらぬく。
一本ではなく、抜けた狼の数と同じだけの数が発射され、正確に射貫く。
伊達に攻略班として認められているわけではないようだ。
「はいはいはいはい、鬼さんこちら!」
ヘイトを自分に向けるスキルで狼の大半を集中させる。
しかし数が多すぎるせいで何匹かは漏れてしまう。
「っち、漏れたのをなんとかして!
って、ジジイがまだ街に届いていないのかよ。
こっちに来るときの速度はどうしたんだ?」
実際に、ガラクタジジイはまだ街にはいっておらず、それどころか停止してしまっている。
何か問題でもおこったのだろうか?
もしくは、スタミナでも尽きてしまったのだろうか?
「おお、こんなところに、ヘンルーダなんぞ自生しとるわい。
これは拾わずにおられんな!」
ヘンルーダというのは、石化に効く薬効をもつ薬草で、一説にはコカトリスはこれのみを食べて生きていると言われている。
その割に、発見される頻度が少ないので、コカトリスは常に飢えている故にあれだけ暴れるのだと言われているとかいないとか。
「「あほか! 逃げろよ!!」」
ガラクタジジイに声を掛けるものの、逃げるそぶりもみせずヘンルーダを拾い出す。
「「「おんおんおんおん!」」」
抜けた三匹がガラクタジジイに向かっていく。
「ふん! それくらいならこれで何とかなるわい!」
細長い何かを引っ張り出すと、それを複数狼の足元に投げつける。
パリンッと複数の音がして、中のものが周囲にバラまかれる。
「「「キャイン!!」」」
三匹とも鼻を抑えて伏せているようなじょうたいになる。
「汚水に酢を加えて唐辛子を追加したものを割れやすい陶器の筒に入れたものじゃ。
鼻の良いやつにはひとたまりもないわい。」
汚水はリサイクルでどうしても発生するアイテムで、酢は揮発性、唐辛子は言わずと知れた辛みの刺激によるものだ。
「まったく、ワシの邪魔をしおってからに。
まぁ、拾い終わったら街に入るからまっておれ。」
ガラクタジジイには攻撃力の類がほとんどない。
そのため、こういった武器を使って逃げるようにしているのだ。
しかし、宛が外れて死に戻ることも多々あったりする。
狼などのイヌ科は種類が多いので、試す機会も多かったのだろう。
「はぁ…… まぁ大丈夫そうだし、残り片づけるか。」
大体30分程して、狼の大半は片付け終わった。
半数は逃げて行ったが、別に全滅させる必要もないので、そのまま全員街に入ることとなった。
"銭洗い"にとってもガラクタジジイにとっても、これからが本当の戦いだろう。
戦闘? だからか何か短い。
それとも飲み始めて書き始めたからかな?
自分で短いと思って追加しても蛇足になること多いから、これで切っておこう。




