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有象無象が鬱陶しくて吐き気がします。ここら一帯を地図から消してやりましょうか。あれ?中々いい子がいます。

1.2.3作目と中々更新出来てないけど欲望のままに書いてしまいました。





イグニシア国。それはかつて日本と呼ばれた島国の1つ。

200年前に起きた『天命隕石事件』により世界の人口の半分が死滅した人類史の中で最も最悪な事件。


突如空から隕石が世界中に落ちたのだが流星群が落ちただけでは無くその隕石の中から怪物が現れ人々を襲い始めた。


しかしそれに伴うように人類の一部の人間に特殊な能力。


『魔法』が発現した。


人々は魔法の力を使い現れた怪物たちのほとんどを討伐することに成功。

それにより人々は立ち直り復興の道を辿っていったのだが、隕石が落ちた周りには見たこともない大木の大森林が現れそこから怪物が溢れ出した。


それから何度も溢れ出しては被害を出しながらも討伐を繰り返していったのだが、ある日を境に特殊な個体が現れ始め被害が拡大し始めていた。

それにより政府は急遽魔法使いを育成する学園を作り12歳〜18歳の学生たちで魔法の適正を持つものを育てて始める。


イグニシア国にも学園がありその数は5校ある。

1つ目はホワイトローズ(元北海道)にある 『ホワイトローズ学園』


2つ目はイグニシア(元東京)にある

『イグニシア学園』


3つ目はエクストリア(元京都)にある

『エクストリア学園』


4つ目はミナモ(元愛媛)にある

『ミナモ女学園』


5つ目はハッソク(元熊本)にある

『ハッソク男学園』


上4校では魔法適正のある者が入学し、ハッソク男学園では剣術や槍術などの武術系の教育をしていた。


そんな時代。


「う、うわぁぁぁぁぁ⁉」


「に、逃げろぉぉぉぉ!」


「キャァぁぁぁぁぁぁぁ!」


2241年8月28日。


高層ビルが立ち並ぶ中、人々は恐怖で叫び出し、押しては引っ張り、悲鳴を上げる者や恐怖で倒れる者、文字通り阿鼻叫喚の大騒ぎが起きていた。


理由は単純。討伐難易度準S級怪物『ブラックワイバーン』が現れたからだ。

準S級とは先鋭魔導士20人で挑み被害を出しながらも討伐が出来るような怪物であり、1体で市を壊滅させられると言われる怪物である。


そんなのが現れれば人々は我先にと逃げ出そうとするのは当たり前である。


そんな中、勇気のあるものが1人。


「み、みなさん!落ち着いてください!慌てないで!落ち着いて避難してください!」と大きな声で避難誘導をする一人の少女。


しかし恐怖に身を任せた大人たちは恐怖を怒りに変え少女に強く当たる。


「お、おい!お前イグニシアの生徒だろ!お前がなんとかしろよ!」と酷く醜く少女に当たる。

「で、でも私………まだ修行の身ですし………」

「し、知るかよそんなもん!お前が死んででも俺たちを守れよ!当たり前だろ!」

「そ、そうよ!あんた魔法使いでしょ!なんとかしなさいよ!」と周りに釣られて身勝手な発言をする者たち。実に醜く哀れである。


「で、でもぉ………」

「じゃあお前魔法打ってみろよ!とっとと倒しやがれ!」となおも暴言を吐き続ける大人たち。

その勢いに負け少女は詠唱を始める。


「ほ、火の精霊よ。私の願いに答え顕現せよ!貫け!『ファイヤーランス!』」


少女の手から放たれた火の槍は一直線にブラックワイバーンに向かっていき………儚く散った。

当たり前だ。


ブラックワイバーンは魔法耐性が極端に高く魔法使いの天敵と呼ばれるのだから。

まぁだからといって物理攻撃が効くわけではなくただただ火力不足なのだが。


しかしそんなことは一般人に通用するわけないのだが………

そして魔法を打たれたブラックワイバーンは激昂し少女に襲いかかる。


「キャァぁ!」


ブラックワイバーンの風圧で少女は倒れてしまいその前にブラックワイバーンが立ちはだかる。

「い、いや、いやぁ……私、し、死にたくないよぉぉぉ………」と言いながら少女は泣きだしてしまった。


そしてブラックワイバーンが腕を振り上げた瞬間ーーーーーーーーー



ブラックワイバーンの上半身が消え去った。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



〜遡ること数分前〜


「 ね、ねぇ?姉さん。ど、どうしても、どうしても学園に行かなきゃ駄目なのでしょうか?」

そう言いながら嫌そうについていく僕と「嫌なのレイちゃん?私と学園に行くの………お姉ちゃん悲しい。グスン…」とそう言いながら泣き真似をする我が姉。


いや、中々クオリティ高いっすね。


「いや、そう言う訳じゃないんだけどね………何故引きこもりの僕が学園なんか行かなきゃ駄目なのさ!」


そう。僕は引きこもりだったのだ。つい先程までは………


「むーー!レイちゃん良いでしょ?お姉ちゃんと毎日一緒だよ?」と何故か嬉しそうに言う我が姉。

「…………僕と姉さんは学年が違うでしょう。僕姉さんがいないと、いないと………」

「え?!レイちゃん寂しいの?よしよし。お姉ちゃんがいっぱい甘やかして上げるからね?」

「いや、違います。」


「違うの?!」


「はい。甘やかしてくれるのは嬉しいですがね。というか甘やかしてください。養ってください。」

「むむむーー。ならなにが嫌なのよ。」


「当然女子です。」


「レイちゃんならモテるよ!だってレイちゃんイケメンだもん!ほっぺはぷにぷにでかわいいしちょっと童顔で女の子っぽいけどきりっとしててかっこいいじゃん!」

「いや、だからそれが嫌なのですよ。あんな有象無象共が近寄って来ると思うと吐き気がします。というか今現在も人の視線を感じて吐き気がします。ここ一帯を地図から消してやりましょうか。」


「す、ストォォーープ!!や、辞めてよ?!レイちゃんが言うとシャレになんないんだからね?!」

「安心してください。姉さんのことは消しませんから。僕を養ってくれる超超超絶大事な人ですから!」

「全然安心出来ないんですけど?!」


自分で言うのもなんだが僕はイケメンだ。そこらを歩くと100人中99人くらいはこちらを見てくるし近づくと女子たちは黄色い声でキャーキャー言いながら僕を捕まえようとしてくる。

そんなにモテてなにが嫌かと言うとウザいのだ。

我が姉の様な超絶美人で性格もいいならまだいいが、中にはイケメンの彼氏という格付けのようなもののために近寄って来るものやデブ、ブス、うざいやつ、煩いやつ、愚物、愚者、女女女女女…………あああぁぁぁ世界滅ぼしたくなるぅぅぅ!


あれは確か僕が小学の1年生だったころ。

世界で一番かっこいいとまで言われた僕は女子からは熱い視線で見られ男子からは親の仇のような嫉妬の目で見られていた。


度々僕に喧嘩を売ってくるものもいたが僕が体の一部を消滅させていたため、そのうち僕に喧嘩を売ると消されると言う暗黙の了解が出来上がり僕は喧嘩を売られなくなっていった。

そんなある日のことだった。

突然上級生である王女が現れた。


僕はまったく女子になど興味がなかったのだが王女が普通に美人で素晴らしい人ならまだ一考の余地もあったかもしれない。

しかし王女はデブ、ブス、性格最悪理不尽の化身であった。

僕は話を聞くまでもなく断った。


それが王女の気に触れたのだろう。

次の日靴箱に手紙が入っておりそこには『お前の姉は預かった。返して欲しければ私と結婚しろ。』と書かれた手紙と共に姉の写真が入っており写真の姉には鞭の後がついていた。

そしてそれを見た僕は…………速攻で姉のもとに転移した。


すると姉は裸で鎖に縛られており姉の周りには3人の男が今にも姉を犯そうとしていた。

それに怒りを覚えた僕は男たちを一瞬で殺し姉を縛っていた鎖を消した。


泣きながら助けてと言っている姉を見た僕は『大丈夫だよ!助けに来たから!』と言って抱きつきながら姉の服を創り出し着せてあげた。

そして安心したのか眠ってしまった姉をお姫様抱っこしながら僕は城の前に転移し………文字通り城を消滅させた。


国王も王妃も見たことはなかったが僕の姉を泣かせ更には犯そうとした王女を産んだ罪として消滅させてやった。

王女はじっくりじっくり指先から消滅させていき自分が消えていく感覚を味あわててやった。

最後は泣きながら懇願していたがそんなのはどうでも良かった。


それから僕は女子に気が滅入ってしまい家に引きこもり始めたのだった。

僕と姉には両親はいなかったが元が大富豪だったため生活費にはなんの問題などなかった。

それから約5年間ゲーム三昧の自堕落三昧だったのだが………

しかし僕は12歳になってしまい、とある力を持っていたため入学させられることになってしまった。

そして今日………僕は姉と一緒に学園に連れて行かれていたのだった。


そして憂鬱に思いながら歩いていると突然人々の悲鳴が聞こえていた。

なんか風が強いと思い空を見ると黒いトカゲにすらなれなかった黒いトカゲモドキがいた。

少し不安そうな姉が僕の裾を引っ張りながら話掛けてきた。

「ねぇ、レイちゃん。倒さなくていいの?」と言って僕に聞いてくる。しかし僕は正直どうでも良かった。

「有象無象の愚者たちがどうなろうと関係ない。僕は姉さんを守れればいい。」と言って倒すことを否定した。


正直僕ならどうとでも出来る。あんな黒いトカゲモドキに負けるほど僕は弱くない。

そんなことを考えていると少女が必死に声を出し避難誘導をしていた。

中々見どころのある少女だと思いながら見ていると有象無象の愚者こと使えない大人たち(ゴミども)が身勝手なことを言っていた。

その勢いに負けた少女が魔法を打ちそして黒いトカゲモドキに狙われた。

正直助けようなどとは思わなかった。


しかし泣いていた少女を見て………なんとなく助けてやろうと思った。

仕方なく僕は姉をお姫様抱っこして黒いトカゲモドキの上に転移し……上半身を消滅させた。

そして僕は少女の前に降り立ち


「平気?」


声をかけた。


ーーー


「あ、あの……あなたは?」と恥ずかしそうに僕を見る少女。

僕を見る少女を見てみる。


長く艷やかな黒髪。

クリっとした目。

そこそこ大きな胸。

中々引き締まったスタイル。

そして心。

それを感じた僕は中々悪くないなと思った。


「僕は………レイン。」と言って返答する。


「あ、あの!助けて頂いてありがとう御座いました!わ、私は(ゆめ) (ひかり)

です!そ、それでその………何故雪菜ちゃんをそ、そのお、お姫様抱っこしてるの?」

「なんで姉さんのこと知ってるんですか夢さん。」と疑いの目を向ける。

正直姉に敵対するなら例え国にも対抗する。というか滅ぼす。

「ヒッ?!そ、それは彼女とは同じクラスで……その、と、友達だから。」と言った。


「え、本当ですか姉さん。」


「あ、光ちゃん?友達だよ!私の唯一の!」と言って肯定する我が姉。

うん。なら良かった。

我が姉の友達が死んでしまったら姉が悲しむからね。

僕は姉にずっと笑顔でいて欲しい。


「なら助けて良かったです。あと夢さん運が良かったですね。僕が気に入って。」


「へ?どうゆうこと?」と呆けた顔をする。中々可愛らしい。我が姉の次くらいに。


「光ちゃん。私が説明するね!そ、その前に………おろしてくれる?レイちゃん。そ、その……恥ずかしいの。」と言った我が姉。


少し、いやかなり名残惜しいが、ゆっくり、丁寧に、傷1つつかないように姉を降ろす。


「ありがとレイちゃん。あ、それでね光ちゃん!その………レイちゃんは気に入った人しか助けないの。」

「………レインくんは私を気に入ったの?」


「えぇ。僕に気に入って貰えるなんて運がいいですね。姉の次くらいに好きですよ。」

「それどういう基準?!」と言ってきた。基準?意味分からない。

「基準ですか………?どういうことです?」「そ、それはその………誰が一番好きなの?」

「もちろん姉です。こんなに美しくて可愛らしくて優しくて僕の好きな姉はいません。でも良かったですね。

僕のお気に入り第二号です。僕に気に入って貰えるなんて凄く珍しいことです。なので僕を養ってください。」


「ふぇ?!そ、それはその…………結婚してってこと?」

「いぇ、違います。養って欲しいだけです。でも姉が正妻であなたが普通の妻ならいいですよ。」

「え?私正妻決定なの?!ま、まぁレイちゃんならいいけど………恥ずかしいよ!」

「わ、私も………妻でいいんですか?」


「えぇ、僕も養ってくれて甘やかしてくれる人がいるのは嬉しいです。」と言った。


因みに今イグなんちゃら国は一夫多妻制だ。理由は色々あるが一番の理由は強いものからは強いものが産まれやすいらしい。


そんなわけで僕は………姉さんと光さん、2人の妻が出来た。

因みに今から家に帰ろうと言ったら駄目と言われました。解せぬ。





最近ギャグラブコメ系を書きたいと思ってしまったのです!仕方ないですよね!あと最近更新をサボってる訳じゃなくて小説を読みあさって少しでもいい作品にしたいだけです!

あと2.3日くらいで2作目を更新出来ると思います!ちょっとエチエチな展開が……因みになんとかの吸血鬼ってやつです!題名は忘れました!(仮)だからいいんです!中々いいのが思いつかなかっただけなんです!でも内容は普通にいいはずです。宣伝疲れたんで寝ます。因みに今3時30分ですw

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