M1[破壊]
ロボット系の話です。
初めてのオールキャラ
カタカナです。
レイソルが創る、
世界の最期まで、
どうぞお付きあい
ください
西暦の時代は終わり、
新しく
《アバル》という、
機械技術が特化した
時代に突入した……
この時代は、
ある超大国が戦争を開始
したことにより
幕を上げる
‖
‖
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M1[破壊]
‖
チュンチュン…
小鳥たちが鳴いている。
…考えれば、
最後に聞いたのは
何年前だったかな‥
そんなくだらない事を
考えながら俺は
窓の外を見ていた。
先生:
「…こら、
ヴィラジ・ハルマー!
レイソル・
フォストリル!
…お前たちは先生の
授業がつまらないとでも
言いたげだな!」
正直そう思っている。
ヴィラジ&レイソル:
「そりゃもちろん‥」
先生:
「…そうかそうか。
そんなに授業を受けたく
なかったら、廊下に
立っとれい!!」
レイソル:
「いやですよ、
そんな古典的な‥」
外の風景を見ながら
適当に応える。
先生:
「嫌だったら
授業をちゃんと受けんか」
レイソル:
「成績は
十分じゃないですか」
先生:
「…ったく」
つまらない、
こんな日常。
あんな勉強して、
何の役に立つ‥‥
……この世界を
変えれないだろうか。
…いや、ただの学生には
無理な話か‥
ヴィラジ:
「…い、レイソル!
起きろよ、
学校終わったぞ!」
レイソル:
「ん…
ああ、じゃあ帰るか」
そして学校を
あとにする‥
校門まで行ったところで
外の異変に気づく。
レイソル:
「ん、あれは‥‥」
森の方で
火が上がっている。
気になるな。
レイソル:
「ヴィラジ!
ちょっと先に
帰っててくれ」
ヴィラジ:
「ん、どうしたんだよ
レイソルー?」
レイソル:
「ちょっと
忘れ物をな‥」
適当に嘘を言って、
1人になったのを確認
してから森の方へ
走り出す。
…あの森には
何かあったか?
俺の記憶には別に‥!
その光景に一瞬思考が
止まる。
目の前にはメカ、
いや、確か通称は……
レイソル:
「ハイドラ……
キングダムフロートの
最新鋭かっ!」
そのメカは黒い輝きを
放ち、人型をしている。
何故かはわからないが
炎の中で倒れている。
近づけるか‥
人でいう、顔の真下の
コクピット部分を開く。
レイソル:
「パイロットは…
それよりもこの状況は
何だ!?」
シュー、シュイーン!
シュイ、シュイーー!
思わず体を
ビクつかせる。
が、すぐに
落ち着こうとする。
この移動音、
他のハイドラか‥
振り返るとそこには
3体のハイドラ。
?:
「おい、小僧!
こんなところで
何してる!」
ハイドラから声が
聞こえる。
レイソル:
「えっと…
も、森から炎が
上がっていたので、
つい来てしまったんです」
?:
「……そうか。
そのメカから誰か
逃げなかったか?」
レイソル:
「み、見てないです!」
?:
「…………」
急に黙り込んだ。
仲間内で話しか?
?:
「…なあ小僧」
レイソル:
「はい?」
?:
「すまねえ、
死んでくれ」
レイソル:
「え‥」
ハイドラの持つ銃口が
俺に向けられる。
?:
「こんなことは
したくないが、
見られたからには
放っておけないんだ」
レイソル:
「そんな…
…理不尽だ!」
必死の叫びも虚しく、
銃口は向いたままだ。
?:
「…こっちに来い!」
倒れていたメカの中から
誰かが俺を呼んでる?
?:
「早く、さあ!!」
レイソル:
「……考えてる
時間はないかっ!」
全速力でその声の方に
走った。
?:
「待て小僧!」
ダダダダダダダ!!
ついに銃を撃ってきた。
レイソル:
「くっ‥」
あともう少し…
少しなんだ………
こんなところで
訳もわからず
死にたくないっ!
バァーーン!!!
メカは轟音を上げ、
声の主と共に
爆破されてしまった。
レイソル:
「あ、ぁぁ‥」
叫ぶ気力すら
起こらない。
もう…絶望的だった。
しばらくして、
銃を撃っていたハイドラ
から人が降りてきた。
?:
「せめて最期くらいは
〈カチャ!〉
直接死なせてやるよ。
それが俺の道理って
ものだからな」
何が道理だ……
こんな理不尽があって
いいはずがない!
この俺が…
訳もわからずと!
?:
「っとそうだ、
名前も一応
教えておこうか。
これもまた俺の道理。
ハイド・クロケットだ!」
キングダムフロート
‖
超大国、
アバルクロケニアが
保有する
量産型人型マシン。
ハイドラ
‖
キングダムフロートの
中で、現在
最新鋭の機体。
マシンガンを装備
しており、
高さは18m程。
レイソル・フォストリル
‖
ハクライ学院高等学校
の2年生。
運動は苦手だが、
それ以外は上位。
ヴィラジ・ハルマー
‖
ハクライ学院高等学校
の2年生で、レイソルと
同じクラス。
成績は大体普通くらい。
仲間を思いやる気持ちが
強い。