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学校の色々  作者: 五月病
1/1

夏の日

「あー、あっちいー」


「ちょっと悠人静かにしてよ。こっちまで暑くなってくるじゃない」


うちわで扇ぎながら涼しげな様子の彩沙が言う


「そんなこと言われてもなあ...彩沙はうちわ持ってるからいいだろうけど、俺持ってないし」


「買えばよかったじゃん」


「俺が今金欠だって事知ってるだろ...嫌なら扇いでくれれば良いじゃん」


「嫌に決まってるでしょ」


「えー」


しばらく黙って服をパタパタするが、気休め程度にしかならず、またすぐに、あづー。と声を漏らす


こんな暑いんならさっき本気でバスケしなけりゃよかった、と後悔するが、時すでに遅し。


すでに服の中がサウナになっている。


ジュースでも買いに行こうか、と思った時、不意に隣から風が送られてきた。


「あー、暑いなー」


「ん?彩沙扇いでくれたの?サンキュー」


「...別に悠人を扇いだわけじゃないから。自分を扇いでたらたまたま悠人の方に風が行ったんでしょ。」


「へえー...」


確かに、彩沙にも風は来ているようだが、自分だけを扇いでるのだとしたら、かなり不自然だ


「...何その顔」


「いやー、彩沙も案外可愛いとこあるんだなあーって。」


「っ!...私があんたを扇ぐわけないでしょ」


「はいはい、『たまたま風が行った』だけだな」


口調を真似をしながら悠人がいじると、彩沙のほおがだんだん赤くなっていきプルプルと震えだした


「明らか不自然な方向扇いでるけど自分を扇いでるんだよな」


調子に乗った悠人は気にせずいじり続ける


すると、突然彩沙が手を突き出した


「え?...お手?」


悠人が困惑していると彩沙は勝ち誇ったような顔で言った


「私が扇いだってことにしてあげるから、料金払いなさいよ。」


「...は?わけわかんないんだけど、何言ってるの?」


「扇いでもらったんだから、感謝のつもりでお金を払うくらいしなさいよ。良いから百円よこしなさいよ、ほら早く!」


...思い出した。彩沙を追い詰めると突然変なことを言い出し、全く譲らないで結局は悠人が折れて、小学生の頃は散々な目にあったんだった


金欠なのに...とぼやきながら百円を払う


だが、百円を財布にいれて上機嫌でニコニコしている彩沙を見ていると不思議と嫌な感じはしてこなくなる


百円で彩沙の笑顔を見れるんなら安いもんだなと悠人は呟く


「?なんか私の顔についてる?」


「いや...彩沙は可愛いなと思って」


「なっ!何を突然言い出すのよ!バカ!」


「照れんなって」


------------


ほっほうー。


いやはや、見せつけてくれますなあー


いくら我輩が温厚だからと言ってもそろそろ堪忍袋のおが切れそうですぞ


おっと、自己紹介が遅れましたな


我輩は 闇田深男 であります


最後をうまく纏めれなかった時や、作者すら手に負えない甘すぎる(?)シチュエーションの時に召喚される存在であります


大抵は纏めれない時に出てくるでありますよー


おお、もうこんな文字数でありますか


それでは我輩はお暇させていただくであります


さらばだ!

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