弟の悩みは姉さんが中心です。
弟視点です。
姉さんがパーティーから帰ってきた。
姉さんがいない家は光が消えたかのような雰囲気があって最悪だった。
姉さんの存在がいかに大きいかがわかった。
姉さんを溺愛している父さんはうろちょろと鬱陶しい。
そんな父さんを宥めている母さんも少し心配しているようだ。
俺は姉さんなら平気だとは思うがあの人は何かと問題を起こしたりして人を惹きつける才能があるからか悪い男に捕まっていないかが心配だ。
そこにいって姉さんを守れない自分が悔しい。
でも来年のパーティーには参加できるから変な人間がつかないように守ることができる。
そう決意した矢先に姉さんが帰ってきた。
お帰りなさい。
そういった俺に優しい笑顔でただいまと言う姉さんは凄く綺麗でずっと見ていたくなる。
そして次に姉さんが言ったことに俺は後悔した。
「素敵な友達ができたわ。
ユリウスとレイトという方に会ったの。優しい親切な方たちなの。」
遅かった、、、、、
手遅れだったんだ、、、、
男の名前が二つ出てきた瞬間、絶望という二文字が出てきた。
最悪だ。
姉さんに悪い虫がついてしまった。
9歳という年齢にムカつく。
来年も来るだろう二人の男を姉さんに近づけさせないために今からでも対策をとる必要がある。
よしっ!父さんに相談しよう。
あの親バカなら姉さんに悪い虫がついていいのかと仄めかせばなんとかなるだろう。
来年は駆除に力を入れることを誓う。
そして今はパーティーの話をそらして違う話をしよう。
姉さんを独り占めするんだ。
そんな誓いも意味のないものとなるのは来年のお話し。
おまけ
父さん、、、大事な話があるんだ。
どうしたんだ?
お前が丁寧な言葉で話しかけてくるなんて珍しいこともあるのだな。
そんな事はどうでもいい。
今はそんな話をするために来たんじゃねぇ。
ん?言葉遣いがもどったぞ?
いちいち気にすんな。
それより今日のパーティーで姉さんに悪い虫が二匹できたんだ。
何っ⁈
娘は嫁に出さんぞっ⁉︎
そう、それで来年もパーティーに参加するから駆除の仕方を相談しに来たんだ。
何かいい案はないか?
ふむ、、、
そうだな、簡単な話だ。
お前がずっと側にいればいい。
そうかっ!
俺が姉さんから離れなければ問題ないからなっ!
そうだな。それがいい。決定だ。
頭の弱い子たちの会話でした。
キャラ崩壊?
バカな子ほど可愛い、、、
お父さんのキャラが最初より変化が激しくなっちゃった、、、、