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再開は怒られるのがセオリー




親切?だと思われる青年ことユリウスさんと男の子(口は悪いけど根はいい子なのだろう)を探しはじめて数分経ちました。






何故かしら?視線が気になります。



ユリウスが間接的に見ているのが私なのです。



目線は違うところにあるのだけれどしっかりと私も見ているのです。



凄いです。



私、どこか変かしら?



気になるところですが彼だから気づくことがあるのでしょう。



まぁ、なんとなく慣れてしまいましたので気にしない方向で行きたいと思います。




そういえば、一人で男の子を探していた時は凄く不安でしたのにユリウスさんと探すことになってからは不安な気持ちがなくなったような気がします。



それにユリウスさんが手伝ってくれるなら不思議と見つける事が出来そうに思えるのです。



そう思うと嬉しいという気持ちが大きくなって小さくですが笑えてきます。




クスクスッ




いきなり笑いだした私に驚きもせず

どうかしましたか?と、ユリウスさんが聞いてきました。



「いえ、さっきまで不安で仕方なかったのだけれどユリウスさんがいてくれるおかげで不思議と男の子も直ぐに見つかるような気がしたんです。」



「ですので改めて言わせてください。

ユリウスさん。

ありがとうございます。」




「、、、、、、、、、そうですか。

それは、良かったです。

ですが、一つ言いたいことがあります。

私の事はユリウス、と呼びすてでお呼びください。敬称は不要です。」



一瞬の間をあけてから返事をくれましたが呼び捨て、ですか。



どう見ても私より年上の彼を呼び捨てで呼ぶことは失礼だと思われますし、

その、何故かしら?ユリウスさんを呼び捨てにはできないような感じがするんです。



と、ユリウスさんに直接言ったところものすごい笑顔でかまいません。と言ってこられました。



何故か言外に圧力を感じました。



さらに他の選択はないとでも言うように言ってくるのです。



「私を呼び捨てにするのは嫌ですか?」



そう言われてはもうなす術もありません。



「わかりました。

、、、、、ユリウス、、、、、」



そういった私に満足したように頷き男の子探しを再開しました。











二人でゆっくりと探している時、突然手を掴まれ後ろへ引っ張られました。



突然の事に驚いて後ろを振り向いた瞬間、怒られました。



「あんた、何してるのっ!

後ろを見たらいなくなってるなんてふざけてるのっ⁉︎

しかも、僕に捜させるなんてありえないっ⁉︎」



怒鳴り声が響いた事により周りの人たちが静かになり、私は突然の事で固まってしまいました。



静かな空間にユリウスさんの声が響きました。



「お騒がせして申し訳ありません。

ちょっとした痴話喧嘩なので気にしないでください。」



ユリウスさんがニコニコとそう告げる事でその場を収めることができました。



が、私たちの空気は固まったままです。



ユリウスさんがジッと見てきます。

気不味いです。



「その、ごめんなさい。

一緒にいてくれたうえに忠告もしてくれていたのに逸れてしまってごめんなさい、、、。」



「、、、、、ふんっ!

別に反省してるならもういいよ。

次は気をつけてよね。

、、、それと、いきなり怒鳴って悪かったね。」



そう言ってそっぽ向く男の子が可愛く見えます。



二人揃って照れてるとユリウスさんが声をかけてきました。



「そろそろいいですか?」



「あっ!すみません、、、ユリウス。場を取り持ってくださってありがとうございます。」



「いいえ、かまいませんよ。」



「ちょっと、あんた誰?

さっきの事には感謝するけどこの子とはどんな関係なの?

しかも呼び捨てだし。

あと痴話喧嘩じゃないから。」



「彼はユリウスと言う方で私が困っていたところを気遣ってくださり貴方を捜すのを手伝ってくれたんです。とてもいい人なんですよ。」



「へぇ、、、、いい人、ね。

まぁいいけど。

そういえばまだ名乗ってなかったね。

僕の名前はレイト。

よろしく。」



「やっと貴方の名前を知る事ができました。

私も名乗らずにいて失礼でしたね。

では、改めまして私の名前はユリアと申します。

よろしくお願いします。レイトさん。」



「僕にもさん付けしなくていいよ。

呼び捨てで呼んで。

言っとくけど異議は認めないから。」



「そ、そうですか?

では、レイト、と呼ばせてもらいますね。」



「おやおや、私の時は少々食い下がってきたのに彼にはすぐにこたえるんですね。」



「あっ!えっと、、、その、、、

ユリウスは年上の方ですので礼儀は大切だと思ったのです。」



「え、何?それじゃあ僕なら構わないってこと?」



「そういう訳ではなくてですね。

えっと、、、なんと説明すればわからなくなってしまいました。」



「フフッ。さて、冗談は終わりにして、自己紹介も終わった事ですし、ここから移動した方がいいと思われますよ。」



「あんたに言われなくてもわかってるよ。

、、、、、ほらユリア、手貸して。」



「えっ?」



「勘違いしないでよ。

また逸れると迷惑だからで深い意味はないんだから。」



「、、、、はいっ!

ありがとうございますレイト!」



「、、、、、ふんっ!ほら、いくよ」





「、、、、おやおや、初心ですね。

世でいうツンデレという奴ですか。」



「っッ⁉︎

ちょっと、ボソッと変な事言わないでよっ!

別にそんなんじゃないからっ!」



「?ユリウスが何か言ったんですか?」



「あんたは聞かなくていいよっ!」



「?そうですか?」


「そうなのっ!」


「?わかりました。」




「クスクスッ、、、

面白いですねぇ」



「面白くないからっ!

あんたとは一生合わないと断言できるねっ!」



「おやおや心外です。

私は貴方と仲良く出来ると思いましたよ。」



「チッ!

頼まれたとしても無理だね。

あんたみたいなタチの悪い人間は本当にムカつくよ。

一目見てすぐわかったよ。

あんたの人種が。」



「そうですか。

私からしたら貴方の人種もわかりやすいですよ。

面白いだろう、とね。」



「あぁ〜ムカつくなぁ。」



「あの、さっきからお二人は何の話をしているのですか?」



「これも気にしなくていいよ。

あんたはそこら辺にあるのを眺めてれば?

珍しい物とか沢山あるとおもうよ?」



「そうですか?

、、、、、そうてすね。

楽しまないと損ですものね。」



「そうそう、それでいいんだよ。」



「貴方も大変ですねぇ。」



「誰のせいだと思ってるんだよ。」



「おや、もしかして私ですか?」



「あんた以外に誰がいるんだよ。」



「私ではないのなら、自分自身、とかですかね。」



「、、、、あんた、凄く面倒くさい。」



「ハハハ」



「、、、、はぁ、、、」


















どしよう。

続きが作りにくくなっちゃった、、、

ぼちぼちと頑張って行きたいと思います。

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