私立用賀女学園スクールアイドル部はじめ〼(ようじょ!)
「用賀は、東京なのに人の繋がりが深い、どこか村のような街。オシャレなお店や飲食店もたくさんあって、あと歯医者と美容院がいっぱい(笑)。
でも、まだちょっと足りないの。
もっと輝けると思うの!
そうだ、言うならあたし達が輝けばいいんだ!
あたし、スクールアイドル始めます!
スクールアイドルの頂点に立って、この街にもっと活気を!
用賀神社にお願いしに行こうっと!」
本作品は、ニコニコ動画で行われた「架空アニソン祭2023」のために執筆されました。
この物語はフィクションです。実在の人物や団体、ゆるキャラなどとは関係ありません。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm42329588
■第一話「スクールアイドル?」
用賀は都会なのに人の繋がりが深い、どこか村のような街。オシャレなお店や飲食店もあって、あと歯医者と美容院がいっぱい(笑)。
でも、ちょっと足りないの。
もっと輝けると思うの!
そうだ、あたし自身が輝けばいいんだ!
■第二話「あたし柊木二子」
あたしの家は用賀女学園から歩いて5分、うちはビストロをやっていて穏屋っていうの。
大食いメニューもあって小さい頃からたくさんのお客さんが挑戦する姿をみてきた。
両親は私がスクールアイドルになることに賛成してくれた、用賀を盛り上げてほしいと。
まずは部活を作るにはどうしたらいいか、調べなきゃ!
設定協力:ビストロ穏屋
■第三話「こうなりゃ神頼み」
調べた結果、学校で部活を作るには最低でも部員が3人必要みたい。
学校で声がけしてみたけど。前途多難。。
こうなりゃ神様にお願い!と用賀神社に来てみた。
どうかスクールアイドルの頂点に。。ってまだグループも組めてない〜。
■第四話「さまよえる青い弾丸」
結局校門でビラを配ってみたけど、スクールアイドルに興味ある人そうはいなくて。。情熱はもう完全に彷徨ってるわ。弾丸のように。
そんなときあたしの活動を知った真福寺アリアちゃんが、なんと「振付ならできるかも」って!
■第五話「練習開始!」
「ワンツースリーフォー!」。
幼馴染のアリアちゃんが入ってくれて、練習開始!まだ部活にはできてないけどもう一人じゃない。私達の練習場所はSBS前の三角公園だけど。振り付けできるアリアちゃんは心強い!あたし、輝いちゃうもんね!
■第六話「え?オリジナル。。」
アリアちゃんのキレキレなダンスにはまだ遠いけど、私も少しは踊れるようになってきた。
でもそんなとき衝撃の事実が私達につきつけられた。
「スクールアイドルの曲ってオリジナルじゃなきゃダメらしいよ。」
「え。。えーーー!!!」
■第七話「作曲」
「ねぇヨッピーは作曲できない?」
と地元のゆるキャラに話しかけてみる。
私歌は好きだけど作曲はしたことがないから。早くもまた壁にぶつかってしまった。ぴえん。
そのときどこからともなく声が響いた。
「お前をドミナントにしてやろうか♪」
■第八話「ドミナント!降臨!」
西用賀通りでその不気味な声の方向をみると、そこには学校では陰キャな砧夜羽ちゃんがいた。なんかジェジェ?立ち?みたいな感じで。
「私が作曲してあげるわ。ど頭からドミナント~!」
。。。この子は一体何を言ってるのだろう。
■第九話「ヨハネじゃなくて夜羽!」
何はともあれ作曲ができる人なんてそうはいない。絶対メンバーになってもらわなきゃ!「ヨハネちゃん!よろしくね!」
「ヨハネじゃなくて、夜羽!まったくドミナントね!」
ドミナントっていったい何だろう。
■第十話「作詞なんてちょろいもんですよ。orz」
そんなわけで無事3人となり、用賀女学園にスクールアイドル部は生まれた。
でもまたまた問題。夜羽ちゃんは作曲できるけど、作詞はできないんだって。
ふふん、そんなのちょろいと思ってた私は地獄を見るのであった。
■第十一話「キミといたマチ」
アリアちゃんがバイトしているアジアなお店で、ジャスミン茶を飲みながら私の作詞批評会が行われた。
「【キミといたマチ】なんて素敵じゃない?」
。。。
二人「ご当地アイドルか!ドミナント〜!」
ドミナントはアリアちゃんに伝染したらしい
設定協力:かとぅ家。neo asian cuisine
■第十二話「太陽と埃の中で」
結局私の詞はボツになってしまったけど、そればっかりやってはいられない。スクールアイドルなんだからしっかりフォーメーションの練習もしなきゃ。
私達は部になってからも三角公園で練習している。
今日も太陽が眩しい。
用賀、サーンシャイーン(笑)
■第十三話「現実こそ夢」
部になって順調に進んできたけど、なんかアリアちゃんが元気ない。
理由を聞いてみると
「わたし歌は苦手なの。。」
大丈夫だよ!最近はソフトが優秀で直せるから!可愛ければなんでもアリだよ!
あれ私なんでそれ知ってるんだっけ?
■第十四話「アイドル」
はあ、アリアちゃんに業界の闇を暴露しちゃった。私いったいどうしたら。
バイト先のうおはんでうなだれる。
そんなとき、店長の美智子さんが。
「嘘をつくのがアイドルでしょ。最近みたアニメで言ってたわ。」
ドミナント〜!!
設定協力:うおはん
■第十五話「歌は心」
美智子さんから本当のアイドル論を聞かされるも、私達はスクールアイドルなんだからもっと純真無垢じゃなきゃ。
歌は心、とにかく練習しかないよなぁ。。
帰りに用賀神社を通りかかると、そこには一人でダンス練習する夜羽ちゃんの姿があった。
■第十六話「夜羽のマジ」
一人で必死に練習する夜羽ちゃん。神社で話を聞く。
「このドミナントな世界、一人の力じゃどうにもならないことばかりなんだ。
なら、一人でどうにかなることなんてとてつもなく簡単。て私は思ってるよ。」
夜羽ちゃんの本気を見た日だった。
■第十七話「今全力で輝こう」
正直、私は楽しくやれればいいと思ってた。でもそれじゃ人を元気になんてできない。それを夜羽ちゃんが教えてくれた。
今できることで全力を尽くす。
「今全力で輝こう。」
■第十八話「ようじょ!デビュー」
ひょんなことから私達のデビューが決まった。
地元のイベントステージで立たせてもらえる。
でもなんだろう?なんかとても不穏な感じがする。
そんなとき学校で担任の藤谷先生から衝撃の事実がつきつけられた。
■第十九話「用女統廃合」
「用賀女学園は六呂田国際と統廃合になることが決まりました。」
全員が固まる。
でもうちが廃校ではなく六呂田側が廃校になるらしい。
なんてこと!この村みたいな街と学校が、インターナショナルに?
強烈なインバウンドの波がぁ。
■第二十話「話数が足りない!」
統廃合の話もそうだけど、そもそも私達のデビューライブはお客さん0人とか投票数0とか、強烈な挫折が必要なのに大人で事情で話数が足りない!
そもそもなんなのよこの少ない文字数で伝えろって?画像にしろ?
ドミナント〜!!
■第二十一話「原色」
スクールアイドル部のデビュー戦は明日。
でもここに来てまだ歌詞が確定してない。
なんかこう、元気が出るようなモチーフがあれば。。
そんなとき、アリアちゃんが一言
「私達って個性もバラバラでまるで原色みたいじゃない?」
「それだ!」
■最終話「虹の架け橋」
デビュー当日。早朝の用賀の空はとてもキレイ。夜通し三人で考えた歌詞もできた。夢を追うのは好きだけじゃ難しい。でも私にはアリアちゃん、夜羽ちゃんがいる。三原色の虹を作ろう!
今日私達は夢に向けて一歩前進する!「いち!」「に!」「さん!」
「ドミナント〜!」
豆田五郎の処女作。
なんかウケちゃってニコ動TOPに掲載されました。
豆田は用賀を愛しています。
ありがとうございました。