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自己紹介と僕たち




はじめまして。

天道 陽斗と申します。


初の作品です。

緊張しておりますが、皆様が呼んでホッと明るくなるような作品にしてまいりたいと思います。







僕の憧れの人。羽咲 匠。期待の若手俳優。

テレビで初めて見て、最初はあーなんてかっこいい人。

と思った。見た目もタイプだなと思ったし。


でも所詮テレビの人。僕とは無縁の人。

イベントも行ったことない。

僕みたいのが行っても嬉しくないと思うし。




あっ。僕の紹介がまだだったね。しなくてもいいかな……。

名前だけ……。

草木 拓弥。フリーター。あまり、いや目立つ事が嫌いです。




これは

絶対にありえないと思っていた

俳優 羽咲 匠と僕 草木 拓弥の日常のお話です。




―――――――――――――――――――――――――




僕の憧れの人は

キラキラででも役によっては見た目も全て変わって

でも、仕事のため全力でやりきる男。




羽咲 匠




これはあくまでテレビの中の人。




本当の匠は違う。

ものすごく嫉妬やヤキモチ妬くし。僕なんか誰も好きにならないと思うのにそれだけは本当に凄い……。

それに、キラキラより甘々な男だ。さすがテレビマジック。

だけどそこもギャップがあって好きだ。





匠と出会ったのは

高校時代だったかな。僕と匠は同じ学校で同じクラス。

匠はクラスの人気者。僕はクラスの地味男。

接点なんてないはずなのに。たまたま隣の席になって。

たまたま忘れ物して、でも僕なんて誰も友達もいないから

どうしようと悩んでいた。まぁ悩んでいても友達もいないからどうする事も出来ないけど。

そんな時、匠から声をかけてくれた。周りからは情だとか色々言われた。でも匠はそんなこと気にせず声掛け続けてくれた。


そこから僕と匠は話すようになり、ご飯も食べたり、一緒に帰ったり、僕には初めての友達が出来た。

正直……う……嬉しかった。



僕達も高校3年生になり、あっという間に卒業を迎えた。

僕は大学。匠はその頃スカウトされ、芸能の世界に行った。

匠の人気は凄まじいものだった。無名の若手が、最高の演技を見せ、新人賞まで取った。


僕はなんも変哲もなく大学生活を過ごしていた。

漫画サークルに入り、初めて、いや匠以来の友達が出来た。

気軽に話せる仲間と大学終えて、秋葉原でアニメトークや

ものを買ったりするのがとても楽しかった。



あんなに仲良かった匠とも、卒業してから

連絡は1度もとっていない。多分僕のことは忘れてる。

キラキラの匠には申し訳ない存在だし。



それはいきなり届いた同窓会のメール。

もちろん僕は行きたくなかった。行っても友達はいない。

だったら行く必要も無い。

欠席と連絡しようとした時。






僕の運命の歯車が動き出したんだ……。







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