『黒木渚論・・・死に損ないのパレード、について』
『黒木渚論・・・死に損ないのパレード、について』
㈠
黒木渚※の新しいアルバムが発売された。死に損ないのパレード、という名の、名盤である。自分は、黒木渚史上、最高傑作ではないかと思っている。オリコンでも、5位に位置した、ということは、ファンの、狭い所にも、広い所にも、両方に響いたということだろう。新たなファンも、増えたに違いない。
㈡
一言で言えば、深刻もユーモアも、適切に配置されている、と言う感じである。これは大変難しいことで、殆どのアーティストが、極に寄るのであって、両極を持ち合わせるのは、非常に困難であると思う。それを成し遂げたのは、一つには、声得の先天性的一定性によるものだろうか。想像よりも、音楽は証明しているだろう。
㈢
自分は、タワレコ、HMV、ラストラムで、購入したので、グッズも集まったし、3盤全てが揃ったので、満足している。そして、死に損ないのパレード、というアルバムを、届いてから、何度も聴いた。もう、本当に、何回も聴いた。それでも飽きないのは、黒木渚という歌い手の成せる業か。明日も明後日も、来年も、恐らく、聴いているだろう。間違いない。
※黒木渚という本名で活動されているので、黒木渚と表記していますが、決して渚さんを呼び捨てにしている訳ではないことを、ご了承願います。