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クローバー
いつからはみだしたっけ
何かが足りないなって
身につけたものが余分でも
歪な存在と呼ぶんでしょ
切り捨てた傷口のカサブタを
そんな風に指差して笑うなよ
普通になりたくてさ
常識を搔き集めた
治らない傷が傷のまま
こんな姿にしているのかな
神様の決めたカタチが
誰もが認める正しさ
整った世界に一人だけでズレた僕は
君が嬉しそうに拾い上げてくれた四つ葉
生まれて死ぬまでは一度だけ
それならこの生涯は君のため
神様の望んだ三つ葉じゃないけど
もう自分自身を偽らないでも
大丈夫だから祈らせてよ
いわゆる愛が色褪せても
思い出を探せば君だらけ
君の幸せが僕の生きたわけ
この息はいずれ絶えるけど
その意味は見つけられるでしょ




