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BLUE SKY

テレビに映った騎兵隊

彼らのための慰霊祭

勇敢な表舞台の犠牲たち

誰も舞台の端なんて見ていない

死んでいったインディアンは

数に含まないという倫理観が

この世界の仕組みを信じたんだ

大切なものを見逃した近視眼さ


神様の名を騙り奪って

王様の後釜に座って

天国に入れるパスポートを

握りしめて歩もうとも

反対側の手を隠しながら

その階段を歩いたなら

十三段目の落とし穴には

今さらになって思い当たりが


育った時代も生まれた所もない

大好きな歌を歌えばどこも同じ

僕の僕だけの声が響くだろう

それは変えられない事実だろう

鼻の形や皮膚や目の色では

何もわからないといつまでも聴こえた

そんな綺麗事には何の意味もないとか

つまらない愚痴に耳を貸す義理もないよな


ちょっとそのバスを止めてくれ

あと一人だけ僕を乗せてくれ

運転手さんに任せてどこへでも

できるだけ遠くへ僕を届けてよ

こんなはずじゃなかったんだ

でも大事なことがわかったんだ

戻らない過去なら

ここじゃない場所から


世界で最も貧しい者にさえ

等しく天は眩しいほどに冴え

ひらいた両手を高く向ければ

太陽に照らされて赤く透けてた


神様には胡麻をすり

信者たちにホラを吹き

暗がりにまぎれて

疑いにまみれて

奪っても奪ってもまだ足りないと

苦しかった僕に教えてやりたいよ

もう気が狂うくらいの

大きなブルースカイを


もう気が狂うくらいの

大きなブルースカイを

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