Hollow The Leader
日本語の脚韻詩って、どこまで自由なんでしょうか。私の中では、枯渇してきた感じがしています。書いていて不自由を感じるようになりました。さりとて完全なる自由詩を書く度胸はありません。弱さ、ですかね。
この場の空気を守る為だよって
狩猟の本能を煽るだけ煽って
首領ぶった態度が目立ってるよな
解らないかい次の手が狙ってるのが
従順で凡庸な信者みたいなら
主犯格扱いの心配ないから
ボクらの立ち位置はいつも中途半端で
先生の無味乾燥な言葉も空虚なんだね
社会の秩序を守る為だよって
正義の徹底を煽るだけ煽って
世界の平和を守る為だよって
攻撃の必要を煽るだけ煽って
「縋った根拠は偽りばっかり」
「本音を言うと気詰まりだったし」
手のひら返して犯人探し
澄ましたアナタも安心じゃない
世間知らずの信者みたいなら
戦犯の嫌疑の心配ないから
ボクらの居る場所は常に中途半端で
指導者の無意味な発言も空虚なんだね
ボクがプリンを食べる為に
何処かで誰かが嘆く羽目に
平和とは似ても似つかないと
こんな日が来ても気づかないの
学校の国語の授業が嫌いでした
意味もなく教科書を開いていた
繰り返し読んだあの小説の感想も
正解があるんだよって嗤う参考書
そしてボクらの立ち位置はいつも中途半端で
だから先生の無味乾燥な言葉も空虚なんだね
タイトルは気に入っています。というか、このタイトルで書いてみたかっただけです。もっと攻めた内容にもできたと思いますが、あえて静かに淡々と想いを綴ってみました。とにかく国語の授業が嫌いでした。登場人物の心情にバツをつけられて、挙句の果てには正しい解答に直されて。それから持ち回りで目立った者が標的にされる村社会と。全く吐き気がしますね。韻としては「中途半端で/空虚なんだね」は悪くないと思います。