表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/49

God shot gun

 まず長いですよね。千字オーバー。繰り返しがあるので実際はそれほどではないにせよ、長いです。自由に書きたいことを書こうと思ったらこの有様。言いたいことを整理するのが苦手で、始めるとあれもこれもって。

前日までの天気予報に 騙されたような土曜日

泣き出しそうな雨模様に 台無しの週末のご褒美

明け方のニュースでは 派手なタイのスーツでさ

誠に遺憾でありますと それでは批判にあいますよ

世界に目を向ければ 無人攻撃機プレデター

誤爆だって少年だったって 必要な犠牲は当然あったって

続いては明るく気象情報 支障は無い人々の移動方法

占いでは最下位がかに座だったから

知らない街のあの子は何座だったかな


見えない神様の都合に 知恵無き誰しもが無防備

サイコロを振って不幸に 毎度お馴染みの不条理

誰かが死んだ辻褄を あれこれ皆で口裏を

産まれた場所がでそれまでよ こればっかりはお手上げと 

浄水器を取り付けてから 体重が少し増えてたな

罪無き少女に地雷を踏ませて 口無き街にクラスターを降らせて

口の中で噛み殺した欠伸 僕らにあるわけじゃない悪意

そうして吸った甘い汁は美味しくて

どこかでは茶色く濁った水が飲み水で


さっきから窓の外では雨が打ちつけている

どこかでは砂嵐が激しく吹きつけている

ここで僕がコーヒーを淹れている間

砂漠の難民が洪水の被害に流す涙

もしも僕が神様だったとして

全てを決める権利があったとして

誰もが笑顔でいられる世界は作れないから

きっとあの子たちの事は救えないまま

目新しい事なら何も言っていないわけで

汚らわしい言葉は耳を塞がれるだけで

世界中に同時に青空は広がらない

似たような事例は枚挙に暇が無い

コーヒーに溶かしたリアリズム

そうして今もどこかで日が沈む


実際のところ列島の線量などは如何に

一体どうしたネットの炎上が怖いかい

溢れ出る汚染水は制御下にあります

そんな事もあったね程度が似合います

汚染されたニッポンのイメージで風評被害

MADE IN JAPANが危ないなんて嘘みたい

産廃を販売する犯罪で横流し

乾杯万歳これで安泰と大笑い

お金が儲かれば良かれとしか思わない

逃れるトカゲの尻尾の先には届かない


変わらないのは雨曝し 堪らないのだ粗捜し

構わないのさ空回り 笑わないのか逆さまに

自分が食うための荷物 これじゃ重たいな酷く

どこかの誰かに押し付けていた 誇らしげに歩く腰抜けでした

良い子でいなさいと縛られ 何かするたびに叱られ

当たり障りの無い事ばかりだった 学校のトイレの鏡を叩き割った

そんなアウトローのお作法を ただお行儀良くこなそうよ

教科書を引き千切って破り捨てたなら

何かが変わる世界の明日に触れたから


さっきから窓の外では雨が打ちつけている

どこかでは砂嵐が激しく吹きつけている

ここで僕がコーヒーを淹れている間

砂漠の難民が洪水の被害に流す涙

もしも僕が神様だったとして

全てを決める権利があったとして

誰もが笑顔でいられる世界は作れないから

きっとあの子たちの事は救えないまま

目新しい事なら何も言っていないわけで

汚らわしい言葉は耳を塞がれるだけで

世界中に同時に青空は広がらない

似たような事例は枚挙に暇が無い

コーヒーに溶かしたリアリズム

そうして今もどこかで日が沈む


日が沈む

 散らかっていて、それでもまだ言葉足らずなのだと思います。特にこの作品に関しては。終盤の、型にはめられるのを嫌って、結局「不良の型」に収まろうとする青春の無力感のようなものをもう少し丁寧に描きたかったですね。際立った韻はないのですが「リアリズム/日が沈む」「美味しくて/飲み水で」や、脚韻ではありませんが「目新しい事なら/汚らわしい言葉は」あたりが割と好みです。バチッと決まっていると思いませんか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ