将来の夢
直接的に手は下さずとも、私たちに責任なく奪われる命など稀でしょう。などと言ってみるこれは一体何の真似でしょう。お前は何かしたのかと言われそうですが、意識がないよりはあった方がいいんじゃないかと。
そんなつもりはなかった人殺し
そんなつもりじゃなく一言いい?
毎度ありーみたいな調子で はい終わり
ライトだし どうやら人間性は迷子らしい
愛想欲しいなら雇いなよ太鼓持ち
最高の気分にしてくれるサイコロジー
苛々してるようだけどあの日見た未来は
キラキラしていたんだろう太陽みたいな
期待が外れたのは加害者それとも被害者?
誰かね 雨が降れば虹の魔法が なんてね
さめざめ 雨に倒れた者には関係ねぇ
やれやれ 雨が上がればすぐに青空じゃない
ダメだね 晴れてたいつかの過去とかはなし
多くの人が死んでいるんだよ遥か遠く
ホームタウンに無事帰還してまずはゴール
大きな事件があったんだって通り魔
コーヒーが冷める頃には忘れてる 正気か
法理じゃ裁けない案件をどうにか
投資家ばかりじゃない誰もが当事者
放り出すなんて愛と平和はどうした
ありがたいとばかりに炸裂するダイナマイト
愛がないと嘆いてみてもダライ・ラマにも
先がないのさ知った振りで呟いた I Know
懊悩ばかりが増す情報社会
方法はないのか探せ Oh No じゃない
口上係が敵愾心を煽るが相当ダサい
ハサミってのは使い方がまさに
ガッカリしたくないばっかり
トライ・エラーが怖いってさ
隣では格好悪いとか言ってた
何もしない方が失敗よりもマシと
ありもしない正しさをかざす街の
悟ったつもりの隠れ蓑纏った
顔や名前も晒せないアホが
腹が立つほど夢や希望を嘲笑う
暖かくなればきっと花は咲く
勝ち負けを言えば立つ波風
五月雨式に吹き続く向かい風
足枷を外したなら Fly Away
有明の空に向かって歌いだせ
宝物なんだよ あれが見える?
だからどうなんて誰が言える?
増える生ゴミに目もくれず
飢える人々には手を振れず
食えるものが欲しけりゃ会いに来て
捨てるほどあるから廃棄して
有り余る食品に愛はなく
鳴り止まぬブーイングに他意はなく
急いだ経済発展の結果は酷いな
瞳は深刻な問題を見るけど一人じゃ
踏み出したくてもどうせ無理だし
降り出した雨でこの話は振り出し
繰り返す世界を振り返る
塗り変えるつもりでぶちあげる
蜃気楼さえも信じよう
金字塔を建てろ前人未到
最重要なのは最初に書いたことの大流行
最終項です 天理妙我でした はい終了
もう今回が最終回でもいいという気概で、今の私にできることを全て詰め込みました。ほとんどの行が踏み返しになっています。脚韻と、頭韻ですね。必然的に返り韻も発生します。お気に入りの韻は多いのですが、冒頭一発目に持ってきた「人殺し/一言いい?」は過去の私だったら思いつかなかっただろうなと。そういう意味でも光るものがあると思っています(自画自賛)。皆さんとのバトルや交流の中で体得した韻の踏み方です。