グループ作り
(T_T)
第2話 グループ作り
私の自己紹介が終わると、周りからざわめきが起こりました。
それもそのはず、、、、
魔法が使えない方はとても稀で、一般的には解明されていませんが、精霊様に嫌われているといわれていて、忌み子と周りから蔑まれる事が多いのです。
「何でこの僕が、こんな魔法を使えない奴と一緒の教室で学ばなければならないんだ!!」
アクロスさんが立ち上がり理事長先生に抗議しました。
やっぱり、こういう反応がくると分かっていても、
つらいですね……、
「シリティアさんの入学は、理事長である私が認めたものです。
ですから、残念ながらアクロスさんの意見は認められません。」
まったく残念そうな顔をせず理事長はいってのけましたが、、、、
アクロスさんの顔がますます怒りで赤くなっているのが分かりました。
「それはそうと、皆さん1年生にはグループを作っていただかなければいけません。
1グループにつき3人ずつに分かれてください。
因みに今年のSクラスは10人なので、4人組になるグループも一組だけありますよ。」
そうなると、当然私は魔法も使えないので、
余ってしまう訳ですが、、、、
「良かったら、是非一緒のグループに入ってくれないかな?」
エルペスさんはそういって手を差し出してきました。
まさか魔法を使えない私に声を掛ける方がいるとは思わなかったのか、周りの皆さんも驚きの視線を
エルペスさんに贈っています。
「ふんっ、魔法を使えない奴をグループに入れようとするなんて、平民はやっぱり愚かだな!」
すかさず、アクロスさんの罵倒が飛んできましたが、エルペスさんは全く聞こえていないような表情をしています。
「あっ、あの、私をグループに入れてもらえませんか?」
すると、今度はハーイス・ミィシェルツさんが少しおどおどした感じでグループに入りたいとおっしゃりましたが、
「お二人はグループに私なんかがいてもよろしいのですか?」
そう、私なんかと同じグループなんかでは嫌な思いをされてしまわないのでしょうか?
すると、お二人は、、、、
「......僕は、人柄に惹かれて君を選んだから全然嫌なんかじゃないよ?」
「私も、植物達があなたと同じグループになった方がいいってゆってくれてるし、あなたの優しそうな瞳に惹かれたから、あなたを選んだんです。」
.............なんとゆうか、こういう事をはじめていわれました、
お二人ともとても優しい方なのですね、私にはもったいない位です、、、、
..........さっき一瞬だけエルペスさんに観察?された気がしたのは気のせいでしょうか?
「ねぇねぇ、僕も僕もまぜて~!」
そういって私に突進、いえ、抱きついてきた方は
ユスティーさんでした。
うう.....、思わず尻もちをついてしまいました、、、
そして、結局各グループのメンバーはこういう風になりました。
・ミィシェルツ
・エルペス
・シィティア
・ユスティー
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・アクロス
・タレリア
・リキトス
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・ミミ
・ルル
・リーシャ
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「一様、作ったグループは変更する事も出来ますけど、その場合はグループ全員の同意がないと変更は出来ません。」
では、と理事長先生が続け、
「さっそく魔法授業を受けてもらいたい所ですが、
皆さん入学したばかりですの、授業は明日からとします。」
リーンドーーン
丁度その時、終わりの鐘をなりました。
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「親睦会も兼ねて皆でカフェとかどおかな?」
とゆうエルペスさんの意見もあり、皆で街のカフェにいく事になりました。
魔法都市は日常的に魔法を使っているので、念話や料理のために炎を使っています。
「では、改めまして私、ハーイス・ミィシェルツです。
その、愛称はミシェなのでミシェと呼んでもらえると嬉しいです.....。」
ミィシェルツさんは、はにかむようにそういった。
ミィシェルツさんを見ていると凄く癒やされますね........。
「改めまして!僕はユスティー、僕の事も愛称で、
ユティって呼んでね☆」
ユスティーさんは元気いっぱいな方ですね~。
「改めまして、僕はエルペス、愛称はまあ、
エルとでも呼んでくれたらいいかな。」
エルペスさんは、なんとゆうかまるで効果音が聞こえてきそうな笑顔の方ですね。
「改めてまして、私の名前はシィティア、
愛称はシィティです。」
一通り自己紹介を終えた私達は、雑談をしながら
スイーツを楽しみました。
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「じゃあ、そろそろ帰ろうか。」
「そうですね。」
時間も5刻めを過ぎた頃で解散になりました。
「シィティ、ちょっと付き合ってほしいんだけど、
いいかな?」
帰ろうとするとエルペスさんに引き止められました。
「はい、いいですよ?」
今日は特にする事もなかったので、エルペスさんと出かける事になりました。
「.............。」
エルペスさんの無言が少し怖いですが、、、、。
(`_´)