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偽りの仮面と偽れないもの

前回の続きですが更に短くなりました。

何を書くか決まってただけにこんなことなら前回に組み込めば良かった……。

 NO-104 フェクダ

 武装は

 頭部両側面に内蔵された60mmバルカン砲

 右前腕部搭載式少口径ビームバルカン

 左前腕部脱着式ビームサーベル

 腰部右側面搭載式ロングバレルビームライフル

 背面ビーム砲もといビームピストル

 そして特殊兵装「マスカレード」


 この特殊兵装には相手のモニター及びレーダーから見た自機の存在を誤認させるという効果があり、当然ながら禁止兵器である。

 この機体は元々機動力を限界まで高めるというコンセプトの下開発されたのだが、出力の高さからこれだけの武装を搭載され、フェクダ自体が禁止兵器ともいえるほどの改造を受けている。


 無線越しに聞こえたナトカの声を聞きショウモは勝ちを確信した。

 相手のモニターには自分の機体が爆発したように見えたはず、おまけにレーダーからも消えた。

 今相手のモニターに映っているのは宇宙のデブリと共に漂っている破壊された自分の機体だけ、今ビームサーベルを構えて突撃しているフェクダは映っていない。


「勝った!死ねや女ぁ!」




 しかし降り下ろされたビームサーベルがナトカの機体に届く事はなかった。

 MR-01の放った拳がフェクタの胴体に深くめり込んでいた。

 厚い装甲と大出力のスラスターそして高いパワーが合わさってこそできる事だ。

 おまけに相手からこちらに向かって飛び込んで来たという事も大きい。


「お前……何で……」

 潰れたコックピットの中でかろうじて出たショウモの最期の言葉は

「舌なめずりは三流のすることだ」

 ナトカが呆れるように発した言葉でノイズと共に返された。


 ナトカはモニターに映し出される映像をデジタル加工されたものに切り替えながら無線から流れるノイズを切った。


 撃墜したはずなのに無線が繋がったままというのは不自然、だからナトカは誘い込むように、わざと聞こえるように敵を撃墜したと誤認したような事を言いながら、デジタル加工されたモニターの映像を切り、ジャミングの通用しないようメインカメラからダイレクトに映像が流れるようにしたのだ。

 ロックオンもできずレーダーも消えて敵の機体の詳細も表示されなくなる肉眼で見るしかない世界。

 本来なら使う筈の機能だが接近戦をするだけならば、一撃で決める事ができるのならばナトカにとって関係ない事であった。


「ナトカ・ナルサ少尉、これより帰艦します」

 今度こそ母艦に向けて通信を入れた。

自分なりに設定を活かしているつもりですがいかがでしょうか?

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