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γとの邂逅

今回はいつもよりかなり短いです。


 セブンス

 北斗七星から名前を取られたその七機は圧倒的な性能を誇る。

 その内の一機が今自分の目の前に敵機として存在している事にナトカは舌打ちした。

 何故セブンスが所属不明機と共にこちらを攻撃してきたのか疑問ではあるが考えている余裕は無い。

 手持ちの武装はペイント弾の入った90mmプルパップマシンガン

 内蔵された固定武装である80mmバルカン砲と腕部150mm砲の弾数にまだ余裕があることが救いだった。

 敵の武装は表示されていない、おそらく正規品ではないのだろう。


「とりあえず一つ交渉しようや」

 一定の距離を保ちながらフェクダのパイロットが無線越しに聞いてくる。

(交渉……?)

「殺さないでおいてやるから俺達を見逃せ」

 ナトカの疑問に答えるかのようにフェクダのパイロットは続ける。

「そっちは殺されずに済むしこっちは禁止兵器を見逃してもらえる、条件としてはいいと思うが?」

 ついさっき殺すと言っていた人間の台詞とは思えない、舌の根も乾かぬうちに何を言っているのかとナトカは考え

「いいだろう、その条件をのむ」

 と答えた。


「じゃあな女ぁ!もう会うことは無いだろうが」

 ナトカの機体に背を向けてフェクタのパイロット、ショウモ・キュウはスラスターを吹かせた。


「何せ今から死ぬんだからなぁ!」

 スラスターを吹かせる瞬間、フェクダの武装の一つである背面ビーム砲をナトカの機体へと向けて発射した。

 とたんに近くで爆発を感知する。

 宇宙で音は聞こえないが爆発したか否かは分かる。

「ひゃーはっはっはーっ!!引っ掛かった~!」

 その場から高速に離脱しながらショウモは爆笑していた。


 アラートに気づくのも遅れるぐらいに。

「ん、アラート……?うおっ!?」

 コックピット内に衝撃が走ると同時に通信が入った。

「仕留めた獲物を確認しないとは、三流のする事だ」

 通信から聞こえたのは仕留めた筈のナトカの声。

「貴様何故生きている!?爆発を確認したぞ?」

「さあ?何が爆発したんだろうな」

 動揺するショウモに対して挑発的に答えるナトカ。

 ただ単にニードルピックを射線上に置いただけである。

 近接武装は失ったがおかげで一つ分かった事がある。

(MR-01、この機体の武装はあのセブンスに通用する……ならば!)

 再び両腕部の150mm砲を構えて発砲させた。

「くそがあああああっ!」

 先の攻撃でメインスラスターを損傷したフェクダの機動力はがた落ちしており、直撃を食らってショウモの声がヘルメット内でむなしく響く様子が無線から伝わってくる。


 そしてモニターには爆発するフェクダが確認でき、レーダーからも消失した。

「ふう……」

 ナトカはため息をついた。

 推進剤はあまり移動していないからか消費が少ない、だが150mm砲の弾数はすでに半分以下である。

「こちらナトカ・ナルサ少尉、帰還します」





「なぁんてなぁ!!」

 無線越しに突然聞こえるショウモの声。

 近接武装、ビームサーベルを構えさせたフェクダがナトカに向かって突撃した。

短い理由はインパクト重視です。

フェクダのイメージにウイングガ○ダムも加えよう……

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