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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

怠慢の尻拭い

作者: 木の実赤猫

何気なく書いた作品です。


時間つぶしと思って見てやんよっていう方のみお進みください。

 遥か昔、神々の住む世界がありました。


そこには創造の神が作りし神の子がたくさんいました。


ですが、生まれてくる子らは皆が皆成熟した子らでした。


創造の神はそれが当たり前だと思っていました。


ですが何世紀と時を経ていっていましたが、突然それは覆されました。


創造の神は子を作ることに飽きていましたが、久しぶりに子を作ってみようと思いました。


何気なく・・・ふとそう思ったのでした。


創造の神はそう思うと徐に両手を空に向けてかざしました。


するとなんということでしょう。淡く光の玉が生まれ始めました。


その光はだんだん強く光り始めました。創造の神もこんなことは初めてでした。


まるで胎児のように影が浮きでて、その影が呼吸をしていました。


その影がだんだん大きくなり、強い光は徐々に収まっていきました。


すると、どうでしょう創造の神の両手には生まれて間もない嬰児が現れてました。


創造の神は、驚きで何も喋ることができませんでした。


嬰児は産声をあげました。


その声の大きさに驚き誤って落とすところでした。


その大声を聞きつけ何事かと見に来た神々も声を失いました。


悩んだ末にこの嬰児を育てることにしました。


神々も子育ては、初めてでどうしたらいいものか悩みながら嬰児を持て余してました。


どうすることもできずその嬰児を地面におろし皆が皆呆然としていました。


創造の神は、自分がとんでもないことをしでかしたことに今頃気づきその場から無意識のうちに退いていま

した。


子の誕生は、母体から産まれるのが、輪廻転生では、欠かせないことでした。創造の神が干渉することによって本来産まれるはずだった子をその断りから外すことは、神々が干渉してはいけない事柄の一つでした。


それはとても重い重罪でした。その存在は、この世界では異物と判断され抹消が決まりでした。


それを恐れ、無意識のうちに創造の神は答えていました。


「私じゃない・・・これを作ろうとは思っていなかった!これは、何かの間違いだ・・・」


その様子を見ていた一人の女神が、言いました。


「育てる責任も義務も貴方にあります。私は、ずっとそう貴方に言いたかった。貴方は、作るだけ作って他の子は知らんぷり!一体誰が面倒を見てきたというのですか!?全く責任感がありません。なにが、創造の神ですか!?己の尻拭いもできないならなぜ、つくったのですか!」


創造の神は返す言葉もできませんでした。


「ですが、作ってしまったのなら仕方ありません。その子が大きくなるまでの間、貴方の抹消を取り消しましょう。けして、おかしな行動をなさいませんよ

う、この子に呪いをかけないこと・・・いいですね?その場で貴方の首が飛びますよ?貴方は、死なないので何度も私が手ずからして差し上げますわ・・・この戦場の戦神が・・・」


そう言うと女神は去っていった。

創造の神は、顔面蒼白になりました。戦場の女神の言いつけどうりその嬰児を育てることにしました。

人生初の子育ては悪戦苦闘しました。

ですが、なかなか乳飲み子から成長しませんでした。

創造の神は恐れました。このままこの子が成長しなければよからぬことをしたのでは?と変に勘ぐられては困ったことになるからです。

恐れた創造の神は熱心に子育てをしました。

ですが、何年、何十年、何百年を経ても乳飲み子から成長しませんでした。

子育て経験のない創造の神は、首をかしげながらも育ててました。これが当たり前なのかと・・・・他の神々に聞くと


「何を言っているんだ・・・赤子の成長が遅いのは当たり前だろ?そんなこと気にしてたらもたないぞ・・・だってまだ数百年足らずだぜ?気が早い」


と言いました。神々の中での数百年は、とても短く感じるのです。


「そうですよ。赤子のことはよくわかりませんが、気にすると大きくなりにくいのかもしれませんよ?」


「私もそう思います。人間のことなどよく知りもしませんが、そう言うものだと聞いたことがあります。気のせいですよ」


と答えて創造の神の話をきき頷きあってました。赤子が育つことは気に求めず、あとどれくらいこの神が生きることなど他の神々にしたらどうでもいいことでした。


それから何千年とたっても、乳飲み子は大きくなりませんでした。流石におかしいな?と思っていた創造の神は、戦場の女神に意を決して会いに行きました。もうこの乳飲み子をどう育てていいのか分からなくなっていました。


「貴方の方から会いに来るなんて初めてですね?あれからあの嬰児は、どうなりましたか?もう立派な大人になっている頃でしょう?貴方が作った子ですもの貴方の力を持っているので、育つのはとてもゆっくりになるでしょうけど・・・もう十分でしょう?貴方の命はこれでおしまいです。最後に貴方の育てた子を見せて欲しいものです。安心してください。その子は殺したりしませんから」


戦場の女神は、微笑みながらも目は、笑っていなかった。創造の神は、渋りながらも籠に入れてきた乳飲み子を見せた。


「これが・・・あの時の嬰児ですか!?貴方あれほど・・・・」


創造の神は、その先に言われることを瞬時に理解し慌てて弁解をした。


「ちっちがう!断じて違う!私は何もしていない!現に私がしていたら面倒すら見ていなかった!信じてくれ!」


「・・・・・・・・・・・まあ、いいでしょう。貴方のことです、呪いをかけたら面倒も見ていないでしょうね・・・ほのかにミルクの匂いもしますし、清潔を保たれてます。貴方のことを信じましょう」


創造の神は、ホッと胸をおろした。


「おそらくこの子はこの世界では、その生命を維持するのが難しいでしょう。現に生命エネルギーを微弱に感じます。貴方の力をすべてそれに当ててるみたいですから・・・このままでは、この子は成長もせず、貴方を永遠に抹消することができませんね・・・・・・・・」


戦場の女神は、顎に手を当て考える素振りを見せました。すると、何かを思いだしたように手を叩きました。


「そうですわ!良い考えが浮かびました。」


「それはどんな考えだ?私には、拒否権は?」


そう言うと、戦場の女神は笑みを消し殺意の混じった形相で睨みました。


「お忘れですか?貴方には拒否権というものはありもしません。貴方の首など私の意思一つで飛ぶのですよ?貴方のことは、すべて私に任せられてます。私の提案が聞けないのならば私がこの場で殺ってもよろしんですよ?」


「わっわかった。私もまだ死にたくないしな・・・・」


「分かればよろしいんです。では、貴方に命じます。人間界におり天命を全うしなさい。もちろん力も奪います。貴方の侮辱する浅ましい人間になり老いて腐ちるがよい・・・・」


「!!!!!それは、あんまりでは・・・侮辱の何者でもない!!それに・・・・」


「貴方の後継人は心配ありません。貴方は、あの時にすでに滅んだも同じなのです。創造の神は、もうその時より存在しません。天界の樹に新しい命が芽吹いてました。もう生まれるのも時間の問題です。あぁ、あと貴方の作った子らは、あの時より私が殺りました。あとは、この子と貴方のみです。私も鬼ではありません。本当は、こんなことなどしたくありませんでした。」


戦場の女神は見下した態度で答えました。


「この子は・・・・この子は関係ないだろう?私は、下界に降りても良いがこの子はとても弱い・・・下界に降りたらこの子は、すぐに死んでしまう」


創造の神は、長年育ててきた乳飲み子を守るように抱きかかえました。この子を・・・この子だけでも守りたいそう願うようになっていました。それは、人で言う子を思う父親の姿でした。創造の神は自分が忌み嫌う人間になっていました。


「自業自得です。確かに私も良心が痛みはします。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・その子は、欠陥品と思っていましたが、違ったようですね・・・・・現に貴方は人を思いやる気持ち、愛しいと思う心が芽生えたようですね。もう貴方はどうあがいても神には戻れません。そんな感情を持ってはいけなかったんです。教えて差し上げましょう。なぜ、この子はこの姿で産まれたのか・・・・

それは、今まで貴方の作った子らは人間の思いでで生まれてたのです。私たちも人間に作られた身・・・・なのに貴方は自分の為にこの子を作ってしまった。思いのない神は存在できない。今までこの子が生きていたのは、貴方の思いで存在していたのです。」


「!・・・・・・・・・・では、私と一緒にこの子も連れて行くことができるのか?」


とても安堵したかのようにホッと息を吐きました。

それを見た戦場の女神は表情を歪ませました。


「まさかここまで人間になっていたとは・・・予想外でした。貴方には、最後の選択を与えてやりましょう。二つに一つです。貴方の身を犠牲にしこの子を人間界でも生きられる体にするか、この子が死ぬ代わりに貴方が人間界で生きるかどちらを選択しますか?」


戦場の女神は、苦肉の策を創造の神につきつけました。戦場の女神は、この神を嫌いではありませんでした。出来るならば、生きて欲しいと思っていました。


乳飲み子を見たときにその場で抹消が決まってたのだが、助けるために自分が殺ることに名乗りを上げ、少しでも生きながらえることを前提に考えていました。どんな姿でもいいから生きて欲しかったのだ。


創造の神が作った神々を殺ったというのは嘘でした。早く抹消しろと急かす神々を殺っていたことを真実を隠し創造の神の同様を見ていました。


自分が悪者になっても構わなかったのです。憎まれることはいつまでも忘れられることはないと、いつか下界に降りたこの神に殺されることを願っていました。


戦場の女神は、創造の神の性格を知っていました。自分の命を天秤に掛けられたら間違いなく我が身を選ぶことを・・・


「そっそうか・・・・この子を、この子を私の命で助けることができるのか・・・・この子を生かしてくれ頼む・・・そして戦場の女神よ感謝する。今まで私を助けてくれてありがとう」


「ーーーっ!!」


創造の神はすべて知っていました。いつもきつく言っているこの女神は本当はとても心優しいことを・・・戦場の女神といつも言われてたが、創造の神は、いつも似合わないと思っていました。


だから、悪者になろうとしているこの女神のことを事前に上に報告していました。戦場の女神を転職させ祝福の女神にと願い出ていたのだ。程なくし、報告が来るだろうと創造の神は思いました。この女神はいつ気づくだろうか・・・


神の発言は真の言霊となり訂正不可になるのです。創造の神はもう思い残すことはないと言わんばかりに微笑み、目を瞑りました。


「っーーー違う・・・・・違う!そんな言葉は私が求めていた答えではありません!考え直しなさい。貴方は、他人を思いやったことなど一度もなかった・・・私は、私はーーーー」


戦場の女神は、否定の言葉を喋るが体は勝手に動きます。創造の神に手をゆっくりとかざし光の玉が徐々に大きくなっていく


「私の答えは何度言っても決まってる・・・この子を私の身と引き換えに生かしてくれ』


「ーーーーっ」


光の玉は創造の神と乳飲み子をつつみました。その光は徐々に淡く消えていきその場には二人の姿はありませんでした。


戦場の女神は、一筋の涙を流した。初めて理解したのでした。


愛していたのに・・・喧嘩をしながらも好きだった・・・もうその姿を見ることも声を聞くこともできなくなってしまった。広い天界の中でただひとり残された気がした。変化のない日々に私は存在することができるのだろうか?これからどうすればいいのだろうか?


戦場の女神は、悲観に陥っていました。


創造の神と過ごした日々を思いだし、他愛のない話をした場所にいつの間にか来ていました。戦場の女神は本当はこの場所には来たくなかったのでした。赴きたくなかった場所でした。他の神々から強制召喚されその場に呼ばれたのでした。その広場には、大勢の神が集まっていました。


戦場の女神は言葉を失いました。審議を取り決める神々の姿もあったからです。


「呼ばれた意味がわかりますか?」


一人の年若い神が答えました。


「いいえ・・・」


戦場の女神はかぶりを振りました。


「この度は、任務お疲れ様でした。辛い任務痛み入ります。同族の抹消は好き好んでも誰もしたくありませんしね・・・約束通り貴方の転職を実行するために呼びました。」


その横にいた神が深く頭を下げました。その顔は苦渋にゆかんでました。


「?・・・・・転職?いったいなんのことを仰ってるんですか?」


「これは、女神も承知の上と報告を伺ってましたが・・・・?ですが変更することなどできません。」


年若い神の反対の方にいた神が小首を傾げながら顎に手を当て答えました。


戦場の女神は見に覚えのないことでした。


「一体誰が・・・・?そんなこと受け入れられません。私は戦場の女神のままで満足してます」


すると女神の後ろに佇んでいた神が答えました。


「名を明かすことはできかねます。ちなみに拒否はできないことは承知の上でしょう。話を戻してよろしいか?」


戦場の女神は呆然としました。


「では、よろしいか?・・・・・貴方はこれより戦場の女神を改【祝福の女神】と名乗るように・・・内容は追って連絡します」


戦場の女神あらため祝福の女神は言葉を失い、その場に崩れ落ちました。それは遥か昔聞いたことがあったからです。


呆然としていた女神を尻目に他の神々は身を翻し、散開していきました。その場には、祝福の女神だけになっていました。両手で顔を覆いました。その隙間から涙がとめどなく流れてました。嗚咽もこらえ切らずに漏れてました。


「私は・・・私は、こんなことなど望んでいませんでした。創造の神よ・・・・これは何かのバツですか?いずれは果てることを望んでたのに・・・」






>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>


遥か昔、戦場の女神は人間界におり戦場をかけていた頃です。


一国の賢王と盟約の為に導いてました。幾度と続く人間との戦で心身ともに疲れ果ててた頃に体を癒すために麓の大樹に寄りかかってました。そこで初めて創造の神と会いました。

遠くからゆっくりと近づいてきました。その姿は、柄にも言われぬ容姿をしておりました。創造の神から漏れる神気がその場に澱んでいた瘴気を一気に清めてしまいました。不浄の身の戦場の女神を見るや眉間に皺を作りました。それは露骨な態度でした。


『・・・・・・・何用ですか?私は疲れてるんです。どこか言ってください・・・』


戦場の女神は気だるげに答えました。


『なぜ・・・こんな世界に存在している?お前のような神はこの場にいることすら苦痛に値するはずだ・・・・現に消えかけてる・・・』


創造の神は口元に衣を寄せ汚いものでも見るような態度で答えました。


『おかしなことをいう・・・私は戦場の女神です。戦場に身を置いててはおかしいですか?』


『お前が戦場の女神か・・・・フン・・・・似合わんな・・・差詰、人間が受けるはずだった負の瘴気をその身に受けたな?お前は・・・・・それだけでないな・・・・・・・・戦場ではその思いは命取りとなる・・・人間の味方をし、敵の人間を殺るほどお前は強く見えないな・・・・さしずめ祝福の神だな』


『なっ!!』


言い返す前に創造の神は近づき額に手をかざしました。戦場の女神は驚き目を瞑りました。額に暖かい温もりを感じ、その温もりは全身を巡りました。体を蝕んていた瘴気は消え去り呼吸が楽になり、傷も完治し神気が元に戻りました。目を開けるころには創造の神はいなくなっていました。一人戦場の女神は残されました。





それから幾千年過ごしていました。戦場の女神は、邪気を払うために天界の聖地にある泉に立ち寄っていました。そこで二回目の創造の神と遭遇しました。

創造の神は、気だるげに木を背に過ごしていました。遠くより戦場の女神が眺めていることなど気づいていません。一つ欠伸をすると目を閉じました。程なくし規則正しい寝息が聞こえました。


『なんで自由な・・・』


戦場の女神は呆れました。ここがいくら聖域だとしても安全とは言えません血気盛んなものが現れたらひとたまりもありません。


『・・・・もう良いわ・・・』


視線を創造の神から泉にうつし歩いて行きました。その服装のままゆっくりと浸かり肩まで沈みました。汚れを洗い落とすかのように瘴気が消え去るのが分かりました。暫くし、泉から上がる時に視線に気づきました。


『・・・・・なんでしょう?』


戦場の女神は不満を露に答えました。


『・・・・・・・・お前は・・・・誰だ?』


創造の神は目を覚ましてました。その場で腕を組み小首を傾げてました。


『・・・・お久しぶりです。遥か昔助けて頂き感謝します』


戦場の女神は佇まいを但し綺麗に礼をしました。


『・・・?なんのことだ?』


『貴方はお忘れでしょうけど、あの時助けて頂けなければ私は消滅していたでしょう・・・』


『?・・・・・あぁ・・・あの時下界にいた消えかかっていた神か・・・』


『はい・・・・このた』


『女だったんだな・・・・』


創造の神は顎に手を当て戦場の女神をまじまじと見ました。


『私のどこが男神に見えますか?』


『全身?』


『殺す!!そこに直れ!!』


戦場の女神は神器を取り出し創造の神に向け投げました。それを創造の神は虫でも払うかのように手を振るだけでした。なんということでしょう神器は見るも無残に木っ端微塵子に霧散しました。


『なっ!!』


『もともと目障りな神器だったんだ。よかったではないか?』


『ふざけるな!!あれがなければ私はただの女になってしまう!!』


『あれは貴様には荷が重すぎる』


『しれたことを!!』


『私が貴女の荷を軽くしただけだ・・・・また違う神器を作ればいいだろう』


『簡単に言ってくれるな!!あれを作るのに一体いく年月経過して作ったと思っている!?』


神器は戦場の女神が言うとおり簡単に作れる物ではなかったのです。創造の神は首を傾げながら腕を組みました。


『なら、私が作ってやろう』


『そんな簡単に出来るはずが・・・・』


戦場の女神が言い終わる前に創造の神は動作もないと言わんばかりに右手を空に翳しました。すると、なんということでしょう。淡い光が集まり、次第に形を成していきました。

そこには細長い杖の先に幾数もの鈴が付いてました。その神器はゆっくりと降下し、地面に突き刺さりました。その衝撃に鈴がシャランシャラランと心地いい音色を奏でました。


『お前に相応しい武器だ。契約神はお前にしておいてやったぞ。礼には及ばんよ』


そう言うとまた欠伸をし、規則正しい寝息が聞こえました。

戦場の女神は呆然としました。無意識のうちに神器を握っていることに気づき驚きましたが、あまりにもしっくりとくる神器にまた驚きました。


『余計なことを・・・』


そういう戦場の女神はフイッと顔をそらしました。その横顔は少し赤みを帯びていたのを知る者はいませんでした。



それからは素直になれない戦場の女神が何かと創造の神に絡むのを遠目で確認することはよくありました。


さて問題です。

戦場の女神はいつから恋をしていたのでしょうね?


これはいずれ祝福の女神と呼ばれるようになる前の女神のささやかな幸せだったのかもしれません。



最後まで読んで下さりありがとうございました(`・ω・´)

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