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東方学園  作者: ゆっきー
7/8

フラン戦《前編》

 俺とフランの戦闘が始まった。今まで何度も戦った仲だ。故に手札もほとんどわかっている。


 まずあの《レーヴァテイン》は当たったら大ダメージが入る。あれだけは避けなければならない。次に通常攻撃も同じで避けるしかない。当たれば当たった箇所が破壊される。やることは1つ!


『遠距離の攻撃で仕留める』


だが、フランは東方学園の中等部3年、そして中等部では最強格とまで言われている。能力に呑まれている状態とはいえ、そう簡単に攻撃は当たらないだろう。


どう当たるか俺が思考していると、フランが一気に距離を詰める。そしてレーヴァテインを勢いよく振り下ろす。普通の能力者ならこれで終わりだろう。だが俺は高等部でも最強格と言われている。この程度では負けない。フランのその攻撃は俺に当たる直前で止まっていた。俺はいくつも能力を持っている。所謂アウトライヤーと呼ばれるものに含まれる。ダブル、トリプル、これ以上能力を持つ者たちがアウトライヤーに含まれる。アウトライヤーは自分でもどこまでできるかわかっていないものが多い。俺も一部しかわかっていない。そして、その中でも俺がよく使う能力、《固縛する能力》。物質の固定と物質同士の束縛ができる能力だ。本来なら二つに分かれている能力が1つで扱えるのはかなり便利だ。今のレーヴァテインを止めた方法も固定しただけに過ぎない。だがもちろん弱点もある。それは…


「…うざい」


パリンと何かが割れる音と同時にレーヴァテインの拘束がなくなり、俺に襲いかかる。俺は横に半歩移動し回避する。


弱点その1:他人の能力の影響を受ける


フランの破壊などの何かに干渉する能力の影響をもろに受けてしまう。本来はフランの破壊は概念そのものを破壊できるほど強力ではない。だが俺の固縛は概念ではなく物質に近い。故に破壊されてしまうのだ。


弱点その2:同じ物に再びかけるにはかなりの時間を要する


一度解除したら次に同じ物体にかけるには最低でも5分はかかる。レーヴァテインのような特殊な物体になればなるほどその時間は伸びていく。


「マジで困るんだがなぁ…」


俺はフランの靴を固定する。


弱点その3:生物には発動しない


あくまで無生物にのみ効く。そのほかにもいろいろ制限がある。概念への干渉は無理だし、接着に関しても混ぜ合わせることはできないため使い勝手が悪い。

固定した靴も即座に解除され、襲いかかってくる。俺は先ほど抜いた刀を軽く振るう。その攻撃とも言えない行動。だがそれのおかげでフランが一瞬動けなくなり容易に避けられるようになる。斬撃の固定。この能力を使えば誰でも行える技だ。しかも固定しているのはあくまで空気、なので同じ物体判定はそうそう喰らわない。


「さて、今日はどう料理しようか」


前回は耐久勝ち、その前は物量で押し切る。たまその前は確定した未来を押し付ける。一番簡単なのは物量で押し切ることなのだが、それの対抗策を考えないほどフランも馬鹿ではない。呑まれた時に使われた方法とは言え、実際自分が喰らう可能性も考えると自然と思い浮かべるものだ。故に同じ策は使えない。俺も考えてはいるが、フランの能力は応用は効かないものの強力、だからそんなに対抗できる手札がないというのが現状だ。


『いつか詰む可能性あるなぁ…』


そんなことを考えながら同じ手を使いながら避けていくのだった。

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