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霊道坂高校の怪

作者: 川瀬まりお

題名:図書室の幽霊!?

筆者:とある1年の文芸部員



 これは私が実際に経験した話です。


 ある春の日のこと。その日は図書委員の当番でした。誰かが机に本を置き忘れていましたが、私はその本の場所が分からず困っていました。


 すると後ろから、制服を着た女の子が

「その本はここだよ。」

と言って本の場所を教えてくれました。


 その日は下校時刻の17時半が迫っていたので私はお礼を言って急いで帰りましたが、よくよく考えると変です。

 図書室の閉館時刻は17時なのになんで女の子がいたのかとか、制服が私や先輩方とは少し違っていたりとか。

 後日、図書委員の先輩に聞いてもそんな子は知らないとのことです。


 あの女の子は、図書室の幽霊だったのでしょうか。



 その後、女の子が気になった私は文芸部の過去の部誌のデータを漁ってみました。

 霊道坂高校の文芸部は比較的古い歴史を持っていて、最も古い部誌は昭和50年にまで遡ります。


 そのうちあの女の子と関連していそうな文章は3件ありました。

 それらの共通点は『図書室に17時半ごろにいること』『春または秋であること』『人物は全員物陰にいること』でした。


 そしてまだ春のある日、私は図書室で17時25分まで粘ってみましたが、女の子は見つかりませんでした。


 しかし、帰り際に校門から図書室を見ると確かに人影がありました。

 やはり幽霊はいるのでしょうか。

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