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傘屋の話  作者: なくてもよかろう
6/6

雨音でピアノ旋律と同様に演奏する傘VI

雨の日を楽しく過ごしていますか?

この物語は雨の日が少しでも楽しいと思えるように書いています

 店主は瀬良が作業場に入って怪我をしないようにバリケードの設置を考えました。しかし、瀬良はまだ子猫なのでどうしたものかと考えていると、瀬良が店主の足元に擦り寄って来ました。「にゃー にゃーん」「ご飯が欲しいの?」「にゃー」「そうか…ご飯にしよう」「にゃー」


***


店主は傘の修理と子猫の瀬良の世話をしたりと忙しいが、雨音で演奏する傘は今も健在しており、少しでも雨の日が楽しいと思えるような傘を制作及び修復作業が日々続いています。そんなある昼下がりのことでした。雨の日に猫耳カチューシャをつけた少年が雨の日にカチューシャをつけたら少年の頭に直接語りかけるようにこのカチューシャを雨の日につけてから2時間経過しないと外れなくて傘屋の軒下にいるのです。それを見た店主は少年に「どうしたんだい?」と優しく声をかけました。すると少年は「このカチューシャを雨の日につけてから2時間経過しないと外れなくて困っているの」と話しました。それを聞いた店主は「そうか...それは大変だね。そんな少年にこの傘はどうかな?この傘をさして外に出てごらん」と店主は少年に言いました。少年は傘をさして外に出たすると傘は演奏をしはじめたことに少年は驚いて「この傘は雨で演奏できるの...すごい!」と店主に言いました。店主は「そんなにこの傘を気に入ったのかい?」「うん」「それならその傘を少年にあげよう」「え!いいの?」「ワシは困っている人達にこの傘を渡しているんじゃ」「そうなんだね。ありがとう、この傘は大事に使うね」「そうしてくれるとワシも嬉しんじゃ」「僕も傘屋さんみたいに誰かを助けられるかな?」「ワシは雨の日が楽しいと思えるように傘を作っておるのじゃ。ところで、お主は何故(なにゆえ)、人を助けたいと思ったのじゃ?」「僕は...僕は、傘屋さんみたいに傘を作ることは出来ないけど、大人になったら小説家になって誰かの心の支えになりたいからです!」「そうか....ワシはてっきり、ワシの弟子になりたいとか歌手になりたいとか言うものかと思ったが、そうか....お主よ、その志を忘れてはならん。だか、忘れそうになった時や迷ってた時は傘屋を思い出してほしい」「えっ!なんで?」「そうじゃな、今日の出来事を忘れるなと言いたいところじゃが、もし、忘れそうな時や迷った時は傘屋を思い出してみてほしいんじゃよ」「分かった、今日の事は忘れないよ」

ここまで読んで頂きありがとうございます

この物語は不定期更新です

予めご了承ください

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