天より賜る
天より賜る
錦の衣
まとって一差し
舞う背に綾翅
その手の中に
光るは鈴花
振れば黄金と玉が降る
全てをとらせて
全てを与えて
望みて歌えば
未来を開く
願いて描けば
夢叶う
苦しみ嘆きは流して消して
痛みと病はなかったことに
救いて掬いて
一切合切
力を心に
才を無限に
奇跡を日々に平凡に
ただ毎日が喜ばしいと
ただ当たり前に日々が過ぎ
ただ当たり前に奇跡が起きて
奇跡がごくごく平凡な
ただ当たり前の毎日で
奇跡を降らせ
愛を降らせ
玉降らせ
祈りのままに
賜降らせ
雨を恋ては雨降らせ
晴れを恋ては雲散らせ
今我が祈るは奇跡を乞いて
日々に祈るは天に祈るはただただ奇跡を
痛みを消し去る
不足を消し去る
貧しさ消し去る
愚かさ消し去る
ただただ奇跡を
天より賜る
日の衣
檜扇一枚
重ねは薄く
若木の香りは辺りに満ちて
楽の音響いて波満ちる
天より賜る日常は
日々の奇跡が日常で
愛に溺れて愛に死ぬ
満たされ生きるその日々は
天より賜る
あなたの優しさ