マリア 宇宙へ!!
操縦室で、勝艦長の近くの席に座って座標を見ている太った女・大林が言った。
大林「艦長、少し言いすぎでは?」
勝艦長「黙れ、このブタ女。宇宙戦艦と言えば美人のクルーが乗るのがセオリーだろ?なのにお前と酒井ときたらブスを極めやがって。宇宙最強戦艦・マリアの名を汚してんじゃねえよ。」
酒井「艦長、確かに私はブスですが、この仕事に誇りを持っています。」
大林「私もです、艦長。」
勝艦長「ブスが誇りを持つな!!マリアに乗っていいのは、綺麗な女だけだ!!お前ら近いうちに、この宇宙空間に捨ててやるからな!!お前らの敵は宇宙海賊や極悪宇宙人じゃない!!この俺だ、よく覚えておけ。」
大林は身長170cm程で体重110kgぐらいの筋肉質の力士タイプのデブ、酒井は身長160cm程で痩せているが、顔がいまいちで、明らかに残念でもないブスだった。
上から目線の勝艦長も、ハゲてガリガリの今年59歳になる初老の男で、艦長として仕事ができるわけでもなく、ただ即決でマリアドリルを連発するだけのパワハラ兼セクハラ上司といったところだ。
大林『このハゲ、いつか私の張り手で首をへし折って、猫の餌にしてやる。』
酒井『このハゲ、明日死なないかなあ。』
大林と酒井は、毎日50回以上は勝艦長を殺したいと思うのであった。
マリアは大気圏を抜けて宇宙に出た。
勝艦長「よし、宇宙に出た。月までの宇宙光速道路を検索しろ。」
大林「宇宙光速道路、3件発見。月まで1秒、半日、1週間の3つのルートがあります。」
勝艦長「遅くて1週間か。では、マリアの速度を調整して20日程度で月に到着するように向かう。その間に派遣社員達に素麺作りの工程を覚えさせ、梱包をさせろ。」
酒井「了解です、素麺班に伝えておきます。」
大林「艦長!!前方に円形の巨大宇宙船が接近中!!大きさは約全長5000kmです!!」
勝艦長「マリアドリル準備!!」
30代前半の男・川上はマリアドリル用のハンドルを握り、ハンドルの真中のボタンを、車のクラクションを鳴らす要領で押した。
酒井「艦長!!前方の宇宙船から通信が入っています。」
マリアの操縦室の天井部分の画面に、大林と酒井に引けをとらないぐらいブスな女2人と、勝艦長と同じぐらいハゲて痩せこけた初老の男が映し出された。