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魔物たちの焼却場

宿を出てしばらく歩くと、異様な匂いがしてくるのに気がついた。考えごとをしていたせいで気付かなかったが、ここは冒険者たちによって狩られた魔物が燃やされる、魔物焼却場のような場所のはずだ。


「おえ……」


さっさと臭い場所から離れようとし、今来た道を戻ろうとする。後ろを向くと、さっきまではいなかったはずの猫が座っていた。


『ニャァ〜』


猫が鳴く。あまりにも可愛いので撫でたくなってしまい、手を伸ばした。しかし、触れた瞬間に不思議な感覚に襲われる。猫に触れた瞬間、体に雷が流れたような、そんな感じがした。慌てて手を引くと、猫は消えていた。


「……何だったんだろう?」


そう呟いて、立ち上がる。そのまま宿に帰ろうとするが、何かがアランを引き止めるような気がして、再び後ろを振り向いた。



「……はい?」


「ニャァ〜」


おそらく猫だと思われる形の骨が、真後ろに立っていた。

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