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おっちゃんの情報量の多さは凄いとは前々から思ってはいたけどまさか王族の裏事情にも詳しいとは思いもし無かった…
私とおっちゃんの出会いは
父が『王都に行く』といきなり言い出したのが発端だった。
父は王族主催のパーティーに出席するらしい
私は夜宿をこっそり抜け出して散歩していた。
…此所が何処か判らない…完全に迷子になった…
私は必死こいて道行く人に声をかけまくり親切な人達にお金を恵んで持らい
お腹が高らかに鳴り響いた時に声をかけてきたのがこのおっちゃん「美しいお嬢さん私と一緒にお食事いかがですか?」
と声をかけて来たから思わず「ロリ趣味の人?」と言ってしまった…
「ロリとはどういう意味ですか?」と聞かれた。
後ろを見たら凄い迫力の美形な男が笑顔で立っていた…
誰だろ見た感じ貴族だよね?
かなり身綺麗だし関わらない方が良いよね貴族の中には変な性癖の人もいるらしいついていったら駄目だ!
「あのね?知らない人についていっちゃ駄目なんだよ?」
「………ですがさっきから貴女はつけられていますよ私と一緒にいたほうが良いのでは?」
確かにうろうろしてたら何時の間にか誰かに後をつけられていたよ?
でもその中に貴方もいたよね?
魔力でだいたい判るんだよ私は…
それに私をつけていりる後二人の内一人は私の知っている人だよ?
グーグー…お腹すいたな!
「…はい」と差し出されたのはパナナだった。
話しかけてきた男の連れみたいな人からうけとったらしい…背後にいつの間にか何かいる!
「貴方は貴族ですか?」
「…いいえ」
ただ微笑みを浮かべて黙ってしまった。
その後ルシオと出会った。
まあよくある?出会いだった。
それからよく家の近くでばったりあったり出先であったり…髪の毛切られそうになったり…
前におっちゃんの背後にいたぽい男にいきなり切りかかられたり…
めんどくさいから髪の毛は毎年切っておっちゃんの誕生日にあげたりした…
おっちゃん大喜びで…「私が今まで持らったプレゼントの中で一番嬉しいプレゼントです!」と言ってた…「セリアはまだ小さいから血のほうはまだプレゼントしてくれそうにありませんね…」
おい!血はあきらめろよ!
私の誕生日には高価な宝石類や高価な服がプレゼントされた…後の要求が恐い…
魔力が込められそうなのを選んで後はかえした。