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ここアルカナン大国は産業に力を入れている国で有り変わった食べ物が豊富にそろっている。
私の住んで居る場所はまだ裕福なほうだけど貧しい村も有るらしい…
ん!?何か衝いてきている?
気配はするんだけど?
この魔力の感じは知っている…「ルシオ?どうして隠れているの?」
「僕が隠れているってよく判ったね?」
やっぱりルシオだ!
て言うか何で隠れているのよ!?
最初の出会いからして変だったんだよね…
私が商店のおっちゃんから持らった。
バナナであってこっちの世界ではパナナと言うらしい
こっちの世界では貴重な食べ物だと言うから驚いたけど
食べたらありえないくらい激甘だった!癖になる味ではあったけど…
そのパナナの皮が私の手から落ちたんだけど言い訳させてほしい…
本当に偶然だったのよ!
パナナのぬるつきが凄くて私の手が幼女だから小さくて持ちきれ無かっただけなの!
それにパナナはバナナより2倍大きかった!
でもご免なさいルシオ…普通にしていたらカッコイイ貴方があんなに派手に転んでしまうなんて…
商店のおっちゃんも予想外だって言ってたよ?
「ルシオだからどうして隠されて居たの?
まさか!私の手を確認してから声をかけるつもりだった?
大丈夫よ!私今日はパナナ持ってないから!」
「…僕の話し聞いてた?」
あれ?ルシオなんだか疲れてる?
「…多分君が考えている事とはまったく違うと思うよ?」
「ルシオ私の心読めるの?!」
「読める訳無いよね?
それとも君は読めるの?」
え!読め無いよ?何言ってるの?
やっぱりルシオって変わってる…
「僕の雇い主が考えを変えた…僕はこれから君の従者に成る事に成った…これから宜しく…」
え?どういう事?
これから始まる時間の繰り返しで彼と居る時間が誰よりも一番長く成る事も当然知らなかった。
私が彼との会話の重要性に気ずく事も無かった…
会話にすら成っていなかった事でもちょっとの違いで変わってしまう事も有るのだから…