ハリエット
私のお母様は没落した伯爵令嬢でした。
私のお祖父様お婆様は流されやすく良く言うならとてもお人好しで周りはそれを良い事にお祖父様にお金たかったそうです。
最後には二人はショックのあまり自殺お母様には返すことの出来ない借金だけが残りました。
お母様は当時18歳
『没落してしまった伯爵の令嬢は必要ない』とお母様の婚約者だった同じ伯爵の子息に婚約破棄され。
幸か不幸かお母様は魔力がとても強かったので他国の貴族であるお父様が魔力の強い者を側室に欲しがっておりぜひ嫁いで来て欲しいと申し出があったらしいのです。
借金は多額に有りとてもお母様が返す事ができなかったのも有りますが婚約者には婚約破棄され年齢も結婚適齢期泣く泣く決意したお母様はお父様に嫁いだという訳です。
お母様は嫁いですぐに私を身籠り。
侯爵であるお父様は魔力が強く女であった私に大喜びだった様です…お母様の事も大事にしていたそうです…私が六歳になるまでは…公爵から次男であるロイド様の婚約者に私が欲しいと
それからお父様はお母様には目もくれずに公爵がお母様の血が欲しいと言えば死ぬぎりぎりまで血を抜いたり
髪が欲しいと言われれ禿げるぎりぎりまで剃ったり
とうとうお母様の居場所は公爵家の牢やにされ最後は悲鳴と何かが潰れる音…
「ハリエットそれとジョシア?どうしたの?」
公爵の真っ赤に染まった顔が美しく笑っている…