2話 モンスターは敵か味方かさては下僕か。
青々とした空の下、和弥とリミアはある男に話しかけられた...
「おい、兄ちゃん達見ねえ顔だな、新米か? 」
「あ、そ、そうです 。 し、新米です ! ...
お、おい女神、俺達は新米冒険者ってことでいいんだよな ? 」
囁くように和弥が言う、
「え、ええ。 そうよ...誰かさんのせいでね....」
リミアも囁くように返す、
「そ、それはだな...し、しかたないだろぉ~ 」
囁くように叫ぶ
「それよりあんたどうするのよ、」
「どうするって ? 」
「この人よ ! このイカツイおじさん、いかにも私の美貌に惚れて今にも襲いそうじゃない ! 」
「誰がクソ女神に惚れるか ! 誰もお前になんか惚れねえよ ! 」
「お、おい...大丈夫か兄ちゃん達...」
男は心配そうにいう。
「だ、大丈夫です ! 」
「え、ええ ! 心配ないわ ! 」
「そ、そうかい、新米さんは応援してるぜ ! 魔王討伐頑張ってくれよ ! じゃあな ! 頑張れよ ! 」
そういうと、男は遠くへ歩いていった。
「あ、ありがとう...ま、またねぇ~...あははぁ~。
で、どうするのよ ?! 」
「どうするって ? 」
「これからどうするか聞いてんのよ ! 」
「じゃあ、まずは集会所に行くか、冒険者には集会所が付き物だからな。」
「そ、そうね、結構詳しいのね 。 さすがオタクかしら。 」
「お前は一言余計だな。」
そういいながら歩いていると、集会所の文字が見えた。
「ここだな。 」
そこは洋風の外装...思ってたより、オシャレである。2人は中に入る。
内装は、柱がドリス式のようで、床は石、木の机と、木の長椅子...
「結構綺麗だな、いかにも集会所って感じだ。」
和弥が感心する、いかにもゲームでありそうな集会所。
「そうね、で、集会所でなにをするの? 」
リミアが聞く、
「それはだな...」
と、和弥が言うと奥から、
「お2人さーん~こんにちわ~。 新米冒険者ですよね ! お待ちしておりました !」
「え、なんで俺達のこと、」
「今日新しい冒険者が2人くると聞いたので ! 」
『どうやらゲームによくある「お待ちしておりました」らしい。ていうか、マジ可愛いな...鼻の下が伸びる...これぞ、ボッキュンボン !』
ジーーーーーーーーー...横からとても怖い視線...焦る和弥は、
「そうですか、あ、俺の名前は 近野 和弥って言います ! よろしくお願いします !『巨乳ちゃん...』」
「ジーー...私はヘルデスの...」バシィィィーン !
「こいつは、リミアっていいます。」
「痛いじゃないのよ !!」
「お前が変なこと言うからだろ ! もうヘルデスとか、神とか言うな !!」
と、囁くように言う和弥。
「わかったから ! もう叩かないで !!」
「あはは...大丈夫ですか...。」
「はい ! なんの問題もありません ! バッチコイです ! 『俺のエッフェル塔にな ! 』」
和弥の顔が...言わないでおこう。
「では...私はここオンセトの町の集会所で受付をしております、クレヘアと申します。ここ、集会所はご飯も食べられますので、討伐後などにお越しください。」
『え...なに むねでか ?...えへへ...』バシィィィン !
「いってぇぇぇぇ !」
「このクソニート。 ふんっ !」
そっぽを向くリミア。
「あは...で、では、ついてきてください、ジョブの設定をしますので。」
「いてて...ん ? ジョブ ?『よくあるあれか、強いて言うなら、スマホゲームの...あれだ...うん...』」
歩きながら、クレヘアと
「ジョブには様々な種類があります、上位ジョブ、中位ジョブ、下位ジョブ、それとごく稀に出る希少ジョブがあります。
たとえば、
上位ジョブはバーサーカー、
中位ジョブはウォーリア、
下位ジョブは、レンジャー、
希少ジョブは、スプリント、ジョブはこんな感じです。
では、こちらの水晶へ手をかざしてください。 」
「わかりました。 よろしくお願いします 。」ギランッ...
和弥はとても低い声でクレヘアに言った。
「『これで俺の異世界人生が決まる...異世界ではステータスが高いがお決まりだ。では、参ろう、心配する必要はないさ...』俺から始まれ !! 異世界ファンタジー !!!!!! はぁぁぁぁーーーーーー !!!!!!!!!...」
「わっ !」
驚くようにクレヘアがいう、
「どうだ...はぁ、はぁ...」
「こ、これは...」
ゴクン....
「中位ジョブのウォーリアです !! 」
ウォーリアとは、近接ジョブである、敵陣に凸って通常運転で倒していく。
ガクッ...
「なんで ! 今すごい雰囲気だったでしょ ! 完全に俺がヒーローの勢いでしょ ! 悟〇が初めて超サイヤ人ブルーを披露したぐらいでしょ !!...くっ、くっそぉ~ !!!!こうなったら、あれを出すしかない。...はぁぁぁ~~~~~ぁぁぁぁぁ~~...くっ...くくっ.....」
突如地面が揺れた、
「なによこれ ! すごいわ ! ほんとに超サイヤ人になるかもしれないわ !! 」
「すごいですね...こんな...すごい...」
「はぁぁぁ~~~...はぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「ふっふっふ...待たせたな...ふぁ ?!」
和弥が驚く、その先には、クレヘアが...
「はぁぁぁぁ !!!!!!!!!!!....はぁぁぁ~~!!!!!!!!!!!」
「なんであんたもなってるのよ~~ !!!! 」
「なんだ...と...俺の他にもいるってのか...」
それはとても小さな空間...実際にはなにも起こっていないし、すごくもないのだ、ただ 和弥とリミアとクレヘアが 爆ぜろリアル 弾けろシナモン していただけなのだ。
なにも....ながっだ....かのようにクレヘアがいう。
「では、つづいて、リミアさん」
「私ねっ、よっと、」
すると突如ものすごい光が...
少し経って目を開けると...リミアが、
「はぁぁぁぁぁぁぁ !!!!!!」
「もう弾けろシナモンしなくていいからぁ ! てかお前もう神なんだし ?! 超サイヤ人とか必要ないしぃ ?! 誰もお前の望んでないからぁ !! 」
「す、すごい...」
「いや !クレヘアさんも乗らなくていいから ! 」
「いいじゃないのよ、何年ぶりかのシナモンさせてよ ! 」
「いや、もう食べ物になってるしぃ ! ちゃんと言わないと失礼だよダメ女神様 ?! 」
「それより...これを...リミアさん...」
「なによ。」
「これは...上位ジョブの...セージです !!!」
セージとは、回復、能力向上などのサポートジョブである。
「当然でしょ、」
無反応に言うリミア、それに続いて和弥も
「まぁ、当然だな。」
それを聞いたクレヘアは、
「えぇ ?! 上位ジョブですよ ?! 珍しいんですよ ?!」
「いや、こいつの場合、当然だな。うん。」
「えぇ~...」
クレヘアが、気力無さそうにいう。
すると和弥は、
「それよりクレヘアさん、クエスト受けさせてください。」
『まず、お金がないと宿にも泊まれないからな、』
ここ異世界では、冒険者への貸し出し宿がなく、冒険者は自分たちで毎日宿代を払わないとなのである。
お金があれば、家を買うことが可能である、お金はかかるが毎日払う必要が無くなるため、いち早く買いたいところである。
「クエストなら、そちらのクエストボードに貼ってありますよ、」
「ありがとうございます。」
するとリミアが突然、
「私が選ぶわ ! 」
心配そうにリミアを見る和弥、
「おい、あんまり難しいのにする...」
そう和弥が言うと、リミアは
「じゃあ、これにしましょ !」
「早いわ ! 普通悩みに悩んで決めるだろ ! 全くもお !
えーなになに、ジャイアントポッロ5体の討伐...
え、ポッロ...『えへ、なにそれかわいい』」
「大丈夫よ ! ポッロってニワトリでしょ ! あんなのに負けてるようじゃ、魔王は程遠いいわよ ! 」
偉そうにいうリミア、それに対して和弥も
「それもそうだな...これにするか。クレヘアさん、これお願いします。」
「ジャイアントポッロですね、300ゼニーです。 」
「え ?...」
汗がダラダラと出る和弥。
「もしかして...お金...ない...ですか....」
察しの早い巨乳ちゃ...うっゔん ! クレヘア。
「は、はひ ! 」 ガクガクガクガク....
「しかたないですねぇ~、今回は初回なので、特別に。でも、報酬代から、引かせてもらいますからね ! 」
心の広い方で良かったな、和弥。それに胸も広いしな。
「は、はは、はい ! ありがとうございます ! 『俺はこう思った...巨乳ちゃん最高』」
「和弥~早く行きましょ。」
「わかったから待てって ! 」
そういい、正門へ向かう和弥とリミア、
「ねぇ~和弥、あんたって3次元とか興味あるんだ。」
「え ? なんでだよ、それに興味ないわ !」
そう、和弥は3次元には興味はない、大の2次元好きである。
「だって~あんたクレヘアさんの胸ばっか見てたじゃない、それに顔が赤かったし。」
そういうリミアに和弥は、
「ソレはダレでも、アンナもノ、みタァ~ラッ、赤くなっチャイマスよ~。 」
なぜかカタコトにいう和弥、
「なにその話し方、不愉快だわ...それよりじゃあさっき歩いてる時なんで「あの子かわいい...好きだな...」とか言ったのよ ! 」
少し怒った口調でいうリミア、
「ソレはデスネ、カミノイッロや、はだノシッロ~さガ~ニジげんとはオモエナいんデスヨネ~
ナノーで、もうココはさんジゲンとオモってイルんデスよ、ボク~わ。」
カズーやのカタコートにー、フレー(触れ)もシナいリミーアは、
「それは、そうだけどそんなこといったら、私だってそうじゃないのよ ! なんで私には好意を見せないわけ ? こんなにも美しいのに ! 」
「はいはい、そうですね...かわいいかわいい、ほれたわーこんなにもかわいい人いたんだねーあ、人じゃなくて神だったけ。」
そう適当にいう和弥にリミアはプンプン丸である。
「全くもう ! 少しぐらい好意を抱きなさいよ ! このクソニートが !」
「お前俺に好意抱かれて嬉しいのか ? てかいいことないだろ。」
和弥は呆れたようにいう、するとリミアは、
「そ。、それはそうだけど、男性に好意を抱かれるのは、嫌なことではないじゃない ? 」
少し引きぎみでいうリミア。
「まぁ、それはそうだな。俺も...おっもう正門だぞ。」
和弥はなにかを言ったが、聞き取れなかった。
「ちょあんた ! なんて言ったの ? 」
和弥の言葉が気になるリミアは強めに言った。
すると和弥は何も無かったかのように
「がんばるぞーえいえいおー」
そんな会話をしながら、初のクエストである。
ぷぉ~ぉ~~ん。その笛を聞いて、こう思った...モン〇ンか ! と...
~クエスト ! ジャイアントポッロを5体討伐せよ ! ~
「ジャイアントポッロ...ジャイアントってことは、デカイんだよな。」
「デカイのは見当たらないわね...あ、和弥、あれじゃないかしら ? 」
「ん ? なんかいたか ? ...ゲッ ?!?!」
そこにはとてもジャイアントなポッロがいた。
「ジャイアントってあそこかよぉぉぉぉぉぉ~~~ !
『ホントにジャイアントなものをポッロしちゃってるよぉぉぉぉぉ~~!
って、あれどこかで見たんですけどー !! ホントに人間よりもデカイんですけど !
ていうか、自分の身体より長いじゃねえかよぉ !!』」
「あれジャイアントポッロかしら、クエストの絵と見ても似てるわね。
とにかくあれを5体討伐してみましょ。 」
「お、おう。『って周りのやつもデカすぎだろぉぉ~ !! 』」
と思いつつも5体討伐。
「あれ ? クエストクリアにならないな。」
「えーとなになに、ジャイアントポッロはポッロと胴体を切り離してください。だそうよ。
ジャイアントポッロはあの長いところの先端に脳があって、あれを胴体と切断しないと死なないらしいわ。」
『なんだそれぇぇぇ~~~ !!! チートだろぉぉ~~~~~ !
なんですか、あの胴体を斬っても意味無いってことかよ !
あれかよ、進〇の巨ちんかよ ! 胴体斬っても死なないって、流石にチートだろ ! あれだぞ巨人よりも厄介だぞ ?』
「ちょ、リミアお前やれよ。」
「いやよぉ~和弥さん、私近接持ってないの、和弥さんが頼りなの。」
「お、お前そういう時だけ !! はいはい、やればいいんだろ ! やってやるよ !!」
そういうと和弥は、倒れているジャイアントポッロに近づいた。
「これを...」ドクン...ドクン...
和弥の心臓音がすごく聞こえる...
「よし、これは脳、けしてち〇こではない、これは脳、けしてち〇こではない...」
唱えるようにそういうと和弥は決心した。
「よっしゃぁぁぁ !! かかってこいや ブルジュ・ハリファ !!」
グサッ ! グサッ ! 続けて4羽倒した、すると。
ぷっぷぷぷ~ぷぷぷ~ぷぷぷ~ぷ~ぷぷぷ~ぷぷ~ぷ~ぷ~ぷ~
それはまたもモン〇ンのパクリとしかいいようがない笛の音。
「クリア...か。はぁ~ ! 疲れた、はぁ、はぁ、よし帰るか。」
正門を通ろうとすると兵隊が、
「お待ちください、あなた方はまだクエストをクリアされていません。」
「え ? でも 笛の音が、あーあれは12時というお知らせです。」
「え ? あれじゃないの ? なんでなのよぉ~もう帰りだい 。」
「じゃあ、俺が倒したあれは ? あれはなんていうモンスターなんですか ?! 」
「おそらく、あなたが倒したモンスターは ジャイアントティンコというモンスターです。」
なぜかティンコのとこだけイケボで、イヤらしく行ってきた。
『そのまんまじゃねぇぇかぁぁぁ~~』
和弥は目を飛び出し驚く。
「じゃあ、ジャイアントポッロはどういうやつなのよ ! 」
「あ、あれですね。 」
それはポッロというかわいい名前とは裏腹に、超絶デカイ...人1人は飲み込めるであろう...
2人は口を揃えて、「で、デカ !!!!!!!」
すると、ジャイアントポッロはジーっとこちらを見つめる。
和弥とリミアもジーっと見つめる。
すると突如、ジャイアントポッロが叫ぶ !
「くわぁ~」
「へ?」
「え、今のこいつの鳴き声 ? 」
それはかわいいと言うよりも幼すぎる鳴き声であった 。
ギャップに驚いていると、ドスドスドスドス !!
「な、なんだ ?! 」
大きな足音が...すると1羽だったジャイアントポッロが、10羽は余裕でいるであろう、ぐらいの数に。
すると1羽のジャイアントポッロが近ずいて来て和弥になにか訴える。
「くわぁ~、くわぁ~。」
「な、なんだ ? 」
するとリミアは、
「か、可愛すぎて討伐できない...」
と、涙目になっている。
ジャイアントポッロは和弥にスリスリ、他のジャイアントポッロも近づいて、スリスリ。
「な、なんだこいつら。」
「か、かわいい...和弥ばっかずるい ! 私も ! 私にもして...」
するとジャイアントポッロは、リミアを睨みつけ、クチバシで頭をコツコツとつつき始めた 。
「痛いっ痛いっ痛いっ痛いっ痛いっ...か、和弥これなんとかしてよ ! 」
「よし、みんなあいつをつつけ 。」
と和弥がリミアを指さす。すると、ジャイアントポッロたちは、
「くわぁ~ ! 」
大勢でリミアをつつき始めた。
「コツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツ...」
「痛いっ痛いっ痛いっ痛いっ...和弥 ! 和弥さん ! 和弥様 !! お願いします、なんでもしますから !! 」
「なんでもするって今言ったな...いいだろう、みんなこいつにスリスリしてやれ。」
「くわぁ~ !」
スリスリ、スリスリ。
「気持ちぃ~フワッフワね ! 」
「あーそれでな、俺らお前らを討伐しにきたんだ。
まぁ、殺すのはめんどいから、死んだフリだけしてくれないか。」
「くわぁ~ !」
そうすると、ジャイアントポッロ達が立ち位置につく、
「いざ参る...はぁぁぁ !! 」
和弥がジャイアントポッロに走っていく、それを待ち構えるジャイアントポッロ、
「くわぁ~ !」
「はっ !、はっ、はぁぁ !!!」
「く、くわぁ~~....」
と、スゴイ風にしているが、実際しょうもない新喜劇である...
すると、ぷっぷぷぷ~。
~クエストクリア !~
リミアは呆然としている...
一方和弥は、
「じゃあ、みんな待たな~。んじゃ、リミア帰ろうぜ」
「え、ええ。そうね...」
「はい、お疲れ様でした、和弥さん。リミアさん。
こちら報酬の3700ゼニーです。」
「ありがとうございます !クレヘアさん。『巨乳ちゃん...』」
「じゃあ、リミア、宿探しに行こうぜ。」
「え、ええ。そうね ! 」
と言って、宿を探しに和弥とリミアは歩く、
「宿、宿、ここか、ええっと、1人1500ゼニー(シングルベット)か、ん? 恋人同士で2000ゼニー(ツインベット) げっ...じゃ、じゃあシングルで...」
和弥は遠慮そうに言う、すると
「ツインでいいわ。」
リミアからの意外な言葉に驚く和弥。
「へ ?! 」
「だ、だってその方がお金も安くできるし、ご飯もいっぱい食べられるし、それに...」
「それに?」
「あんたが変なことしなければいいだけなのよ ! 」
「まぁ、それは、そうだけどさ。 ホントにいい...のか?」
「いいって言ってるでしょ ! それより、お腹すいたわ ! なにか食べに行きましょ ! 」
「お、おう ! そうだな !」
そういい、集会所へ行くと、そこには...
「よぉ ! 新米 ! おいみんな ! 新米が来たぞぉ~ !」
「おぉ~~ !! 」
「お疲れ様 !こっち来いよ ! 」
そこには、冒険者たちがたくさんいた、どうやら俺達の初陣を祝ってくれているらしい。
「あ、ありがとうございます...えへへ」
「おい ! 嬢ちゃんもこっち来いよ !」
「あ、ありがとう。」
「そんじゃあ、みんな ! 「名前なんて言うんだ」」
「和弥です。 」
「リミアよ。」
「そんじゃあ ! 和弥とリミアの初陣を祝って、乾杯~~ !!!!! 」
「よぉ ! 新米 !俺アレックスってんだ、なんかわからないことあったら言ってくれや ! よろしくな ! 和弥 ! 」
「こんにちわ ! 和弥くん、私はアイリ ! なにかあったら話しかけて ! よろしくね ! 」
一方リミアは、
「おい嬢ちゃん、俺ゼアルっつうんだけど、今度遊ばねぇ~?」ゴツン、
「邪魔だガリガリ ! よお嬢ちゃん、俺ガゼルっつうんだ、よろしくな。」
「お前 ! いってえじゃねえか !! 」
「お前が変なこと言ってるからだろ ! 」
「ごめんねー変なやつばっかで、私はライラ、よろしく。」
「よろしく、ライラさん。」
「ライラでいいわよ 。」
「ライラ、」
「うん ! その方が好きなんだ。」
「ここら辺の男はくっさいやつばっかだから気をつけなよ。」
「うん、わかった。ありがとう !」
そのころ、和弥は、
「お前ら行くぞ ! 」
「おお ! 」
そういって男達は、
「か~め~は~め~はぁぁ !!!」
「あいつなにしてんのよ、」
「ははっ、和弥君だっけ、あの人面白いね、ハハハッ」
「ねぇねぇ ! リミアさん ! 和弥さんとはどんな関係なの ? 」
「私も聞きたい !」
「私も !」
「私も !」
そういって、女子たちがリミアに近づいてくる
「あいつとは...その...」
その後も男はバカをし、女は話をし、宴会は、終わった。
「いやぁ~あのなんだ、少し酔ったかなぁ~」
と和弥が言う、この世でお酒は身体に害はなく、年齢制限はない。
「私は少しだけかな。って大丈夫なの、肩かけなさい。」
そういいながら宿に戻る2人、和弥は即寝てしまった。
「これからだってのに...ホントなにもしないのね...」
「えへへ...もわもわ美味しいなぁ~...」
もわもわとは、異世界特有のお酒である。
「はぁ、私はシャワー浴びようかしら。」
と言って、シャワーを浴びるリミア。すると、
「ん ? んん ? なんだ...水か、ここ...宿か...リミア~、おいリミア~。リミアどこだ...ふぁ~ぁ...」
「ふぅ~、今日は疲れたわね...それにしてもあいつってば、ほんと...」
そのときだった、
「おいリミア~、」
和弥はお風呂のドアを開け、風呂場に入ってくる。
「え ?...ききやぁぁぁぁ~ !!!」
「うるさいぞこんな真夜中に...ふぁ~ぁ...」
「ちょ、あんたなによ ! 早く出ていけぇ !! 最低 ! クソニート!!!」
「おぉ~そんなこと言ってもいいのか~...お前は俺のモノ〇△%#&$?€」
「こ、こいつ酔ってるわね...」
和弥はどんどん近ずいてくる、
「ちょっと ! あんた目覚ましなさいよ !! 」
「だから~...なにいって\&$@#%?+」
和弥はリミアの目の前に...
すると次の瞬間...和弥はリミアの首に手をかけ、
チュッ...っとキスをした...
「んっ ! っんん !!!!! 」
リミアは顔が赤くなり一瞬意識が飛んだが、即座に意識を取り戻し、和弥をビンタした。
「バカッ !! このクソニート !!! 」
「ぶへぇ~ !!」
バタ...
和弥は倒れ、寝てしまった。
リミアは、和弥が寝ている間に風呂から出て、いろいろと済ませた。
すると和弥が起きて、ベットに自力で戻っていく。
「和弥...? 大丈夫 ? さっきはごめんなさいね、私ビックリしちゃって、でも、あんたがいいなら...」
「かかかかかぁぁぁぁぁ~~こぉぉぉ~~かかかかぁぁぁぁ~こぉぉ~」
大きなイビキをかいている...するとリミアは、
「何寝てんのよ !! まだ話してるでしょうが !!! クソニート !!! 」
強烈な張り手を和弥に食らわせ、今宵は終わった...
こんにちわ、SycsefyAteです。
今回は、初クエスト、初宴会、初の夜...
和弥がジャイアントポッロを手下につけるとは、今後の活躍が楽しみですね。
さて、次回は、仲間集め ? リミアのため ?←タイトルじゃないです。