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幕間 バードの想い人6
「タリー酒をくれ」
「ホントは子供には出さないんだが、、、。やりきれないことがあるんだろう。……ほらよ、子ども用のアルコールがないものだが、ピリピリしてる飲み物だ!」
親父がピリピリールをよこす。
バードはそれを一気に飲み干した。
ピリピリして苦い。
バードの両目から涙がテーブルにこぼれおちる。
こぼれおちた涙にはありし日のリリーとローズとバラ園が映ってみえた。そして、いつのまにか、バードは寝入ってしまった。
親父は、そっとバードに肩掛けをかける。
「子どもには酷なことでもあったんだろう」
幕間として、バードの昔のお話を書いてみました。どうだったでしょうか?次は、本編に戻ります。




