死神後編と、べつの話
(前回のつづきです)
3)死神が登場しないタイプ
さて、今回死神ネタを取り上げたのは、このタイプ3についてお話ししたかったからといっても過言じゃありません。
死神は登場しません。が、存分に死神テイストが味わえる極上の作品。そんなものが本当に、あるんです。
繰り返しますが死神は登場しません。かわりにイキガミが登場します。登場ってゆうか紙きれですけどね(笑)
死亡予告証、通称「逝紙」を扱った漫画・映画を皆さんはご存じでしょうか。
簡単に説明すると、その通知を受け取った人は100パー死にます。まさに死神による宣告とおなじです。
死神が出てこなくても、おなじテイストを出すことができる。これは私的発見でしたね。ボクが死神を「装置」と呼んでいるのも、こういう理由からです。
……あれ? 言いたいこと尽きちゃった(笑)
もっと、こう、目くるめくイキガミ論が展開されるはずだったんだけど、めんどくさくなっちゃった(笑)
まあ続きはウェブで、ってゆうか原作マンガなり映画なりをチェックしてみてください。
ふと思ったんすけど、この死神という「装置」を扱った作品て、なにもイキガミにかぎったことじゃないですね。
ゴルゴ13は引き受けた依頼を100パーこなしますから、実質死神とおなじです。喪黒さん(笑ゥせえるすまん)も命を獲るとはかぎりませんが、だいたいお客さんを廃人にしますので(笑)実質死神みたいなものでしょう。
意外と王道テンプレだったタイプ3でした。
(話、変わります)
ボク酒飲みなんで、冷蔵庫にはロックアイスが常備してあります。
わざわざ冷凍庫ではなく冷蔵庫と言ったのには理由があります。ウチの冷蔵庫、小っさいんです(笑)
正確にはボクが買ったものじゃありません。アパートに元から備え付けてあったものです。
40センチ四方(あ、奥行きはそんなにないや)くらいの小型金庫みたいなヤツです。こんなんでも5年以上保っているから、意外とすごいヤツなんです。
で、ですね。この小型冷蔵庫には専用の冷凍庫なんぞ、もちろん付いておりません。冷凍ゾーン(笑)なら、あります。いわゆる製氷棚ですね。
この製氷棚に前述のロックアイスを仕舞っておくわけですが、ちょっとした問題があります。
冬場は気温が低いのでほとんど問題にならないんですが、要は夏場です。氷が解ける(笑)
ええ、それというのも、この製氷棚には仕切りがありません。かりにあったとしても、あまり役に立ちません(理由は後述します)。
夏は気温が高いので庫内の温度自体が高く、せっかく買ったロックアイスが解けて身を寄せ合いブロックアイスに変身したりします。
こうなるともう最悪ですよ。下手すると製氷棚から取り出せなくなる(笑)
製氷棚も分厚い氷をまとって「かまくら」のようになってますから、間口が狭くなって取り出せなくなるんです。
なぜ「かまくら」みたいになるのか。それは夏場、ロックアイスを解かさないために製氷棚の冷却パワーを上げるからです。
冷却パワーを上げないとロックアイスは全滅です。パワーを上げると「かまくら」ができてロックアイスが取り出しにくくなります。どうしたら、ええんや(泣)
この「かまくら」の状態でさえ、ロックアイスの多少のブロック化は避けられません。
ちなみに、さきにフリを出しておきました製氷棚の仕切りの件ですが、これは「かまくら」のまえでは無力です。下手をすると仕切りのプラ・カバーが「かまくら」に阻まれて開かなくなる(笑)
以前自分で買った中型冷蔵庫が、まさにこの製氷棚プラス仕切り板のタイプだったんですが、「かまくら」に押し出されて仕切り板(プラ・カバー)が割れちゃいましたからね。
ようするに中途半端な中小型の冷蔵庫を使っている以上、「かまくら」との戦いは避けられないということです。
じゃあ、どうすればいいか。
答えは簡単、定期的に製氷棚の「かまくら」を解かしてあげればいい。……のですが、そう簡単でもないんです。冷蔵庫の電源をOFFにしなくちゃいけないからです。
独り者なので食材を買い置きしてるとかは、ないのですが、いかんせん酒飲みなものでロックアイスは常に使える状態にしておきたいのです。だから、なかなか電源をOFFにできない。
この葛藤が皆さんにわかるかな……わかんないだろうな。ってゆうか、どうでもいいだろうな(笑)
さて、非常に長くなりましたが、この製氷棚に張り付いた氷……通称「かまくら」を引っ剥がすのがまた楽しいんだ。
もちろんカッチカチの状態じゃあ、うまくいきません。いい感じに解けたところを爪と指で思いっきり引っ張ると、ベキベキベキって剥がれるんですわ。
まさに快感ですわ。これが言いたくて長文になりました、すみません。