表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/41

死神モノについて

 古今東西、死神モノのネタってたくさんありますよね。

 創作においては絶好のテーマ。それはつまり、死が人間にとって永遠のテーマだからではないでしょうか。

 今回は以下3つのタイプに分けて、死神モノについてお話ししたいと思います。



1)シンプルに死神が登場するタイプ


 死の番人である死神が誰か(たいてい、あなた)のまえに現れて、親切にも残りの寿命について教えてくれます。

 こういった場合たいてい残りの寿命は長くなく、数週間から数ヶ月というのが相場のような気がします。

 死神は、あなたが狼狽したり絶望したり、もがきジタバタする様子が観たいのです。

 よくあるネタのパターンとしては、残り僅かの寿命と宣告された主人公が死神と駆け引きをして、そしてというやつ。

 まあ、ほとんどが失敗しますね(笑)

 相手は百戦錬磨の死神だということもありますが、やはり、主人公は死ぬ運命にある。読者もまたそれを期待しているのです。残酷や(笑)


 ショートショートの神様と言われた作家の1篇に、こんな話がありました。

 死神らしき者がある日中年男のまえに現れて、「あと○○日です」と宣告する。けれどこの「らしき」者はじつは死神ではなく、さらに質のわるい存在だったというオチです。


 らしき者はテレポーテーションとか使うし、周囲の人間に気づかれることなく中年男に話しかけたりします。それで男はすっかり本物の死神と信じ込んでしまう。

 死を覚悟した男は身辺整理をはじめる。するとまあ、妻の浮気だとか息子の悪事だとか、叩けば埃が出てくるわけです。

 でも男はそれらを笑って許します。寿命が残り僅かなのに怒っても仕方ないという、もはや悟りの境地ですね(笑)


 さあ、いよいよ残りの日数が「あとゼロ日」になりました。

 しかし男は死なないのです。死神らしき者が最後に現れて、男にこう言います。第1日目です、と。

 ね、めっちゃたちわるいでしょ? 主人公の家族はもう、信頼関係ボロボロですよ。

 カウントダウンからまさかのカウントアップという、一風変わった珠玉の1篇でした……って書評か(笑)



2)すげー進化したタイプ


 これは言わずもがな、ですねデスノ○トのことです。

 この作品は好きか嫌いかはべつとして、非常に画期的だったと思います。死神という「装置」に制限や制約やルールを付与した作品だからです。みっつ言いましたけど、ようするにどれもルールですね(笑)

 ご想像のとおりボクはこの作品がそんなに好きではありません。ってゆうか最初の2巻しか読んでいません。

 その2巻のみについて評価するなら、とても面白かったと思います。

 でもね、ボク気づいてしまったんです。あ、これキン肉マンとおなじパターンやな、て。


 ルールが後付けでどんどん付加されてゆくのが目に見えた。キャラが増え、そのキャラに即したルールがまた増えてゆく。ボクは思いました。とても付き合いきれん、て。


 制限を与えてみる、というのは創作では効果的な方法だと思います。けれど、あまりやりすぎると物語が「がんじがらめ」になります。

 それを解消しようとして最初のほうの制限はオッケー、みたいなグダグダ感の温床ともなり得ます。

 そもそも死神という「装置」自体、人間の生に制限を与えるものだからね?(笑)


 さて、温まってきたところで、とっておきのタイプその3を紹介……からのー?


(後編へつづく)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ