レベル7
「ドドドドドドドドドドド」
「ドドドドドドドドドドド」
「ドドドドドドドドドドド」
「ドドドドドドドドドドド」
草原をひた走るバッファロー、いやドバッローの群
高台で隠れて観ているが、圧巻としか言えない。
ドバッローが大量発生したと聞いた時は、たいした事が
無いとばかり思って居たが、現状は最悪である。
万に届こうかとも言える光景だ。
今の所住居に程遠いが、彼らとていつ迄も此処に留まる事は無い。
ドバッローは、魔物の中では弱い部類だが
数が此処まで膨れ上がると
始末が悪い。
最近何かと、面倒臭い事が増えた気がする。〔作者のネタ酷い〕
何にせよ、数を少しでも減らさ無いと、後々不味い。
はっきり言って、焼け石に水と動き出す。
手に持つのは、一本の紐だ。
木に括り付けて、ドバッローを引き寄せて
引っ掛けてドミノ倒しだ。
単純だが、効果はある。
後から後から押し寄せる自分達の群れで自滅して貰う。
問題は引き寄せた後、俺が踏み付けられ無い事だけ
あの数に呑み込まれる事を、想像してゾッとする。
程なく作業は終わり、木々の間を渡す紐の長さは
500m以上は在るだろう。
結構な時間が掛かった。
後は誘き寄せるだけだが、上手くいくだろうか?
不安が尽き無い、彼等に踏み付けられる事を思い描くと
思い留まろうか思いが頭を過る。
此れが、フラグと云われるやつだろうか?
逃げ道を何度か検討したが、抜かりは無いと思いたい。
準備は終わったと、辺りに落ちて居る石を拾いあげて
投げ付ける。
山なりに飛んだ石は、一体のドバッローに当たり此方に興味が向いた。
ダメージが余りなさそうで、少しヘこむ。
余計なことを考えて居ると、ドバッローが進路を変えて此方に
向かって来る。
慌てて、予定通りに逃げ出す。
気持ちは全速力だが、背後に聴こえる蹄の音は
大きくなるばかりだ。
「ドガッッッツ」
「ドガッッッッツ」
「ドガッッッッッツ」
一陣が倒れて二陣、三陣と倒れて居るのが聴こえる。
凄まじい地響きだ。
しかし、後ろを振り向かずに進んでいく。
万が一でも、すり抜けて来れば直ぐに追い付かれて
ペチャンコになってしまう。
一ヶ所目の避難場所にたどり着いた。
注意して観てみると、彼等は俺を見失なった様子だ。
怒り狂った彼等は、辺りを走り回っている。
更に良くみると、ゴブリン、オーク、ナゼかオーガがいて
ドバッロー達が怒りの矛先を向けて、我れ先にと体当たり
していた。
「う〜〜ん」
脳筋力か・・。
ゴブリン、オークは瞬く間に倒れ、オーガが孤軍奮闘している。
鬱陶しくなったのか蹴り上げると、サッカーボールみたいに
空をとんだ。
ドバッローは350㎏以上ありそうなのだが・・。
特撮の〔ゴシラ〕を観ている感じだな。
天、人、地をつら抜きて、少しも傾く事なき事は王と
名ずけたり。
神か?
仏か?
飛行機か?
「う〜〜ん」
煙が晴れて、500体程倒れて居る・・・・。
「だ、ダレがこんな酷い事を・・。」
及び腰になりました。〔すいませんでした〜m(__)m〕
スゴスゴと退散して、帰宅就寝しました。
後日に現場を訪れて、魔物を回収した。
ドバッロー 450体〔ナゼか減っていた〕
ゴブリン 33体
オーク 44体
オーガ 1体
▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱
アルト
レベル 7 → 24 NEW!
加護 ------
称号 ------
種族 人族
年齢 14
職業 鍛冶屋(見習い)
出身 ロードスター
ジョブ ------
DP 68 → 244 NEW!
GP 23 → 88 NEW!
体力 24 → 91 NEW!
腕力 19 → 65 NEW!
器用 17 → 60 NEW!
敏捷 19 → 75 NEW!
魔力 14 → 64 NEW!
知力 12 → 55 NEW!
運 20
アクティブスキル
【錬金術】 レベル 1
【鍛冶屋】 レベル 1
【剣技】 レベル 1
【魔法】 レベル 1
【能力上昇】 レベル 1
パッシブスキル
【鑑定】 レベル 1
【アイテムボックス】 レベル 1