レベル19
「ガタガタガタ」
「ガタガタガタ」
何の音かと尋ねられると応えねばなるめい？
・・前振りは特に意味はない。
今日は、荷馬車に揺られて移動中。
しかし、如何せん移動をはじめて二週間になります。
参った、其れしかない絶望感を漂わせて不貞腐れて居る。
馬車の前方に外壁が視えて来た。
【ホォレスタ】そう、やっと目的地の街に着いた。
頭を荷馬車から出して、斜め目線で見る。
「あはははは」
乾いた声が頭に刺さる。
荷馬車に乗ってる数名は、ソレを視てドン引きである。
街に寄るにしたがい、物々しい外壁が見えて来た。
外壁がインパクト強過ぎて、出入り口は申し訳ない
程度に見えてきた。
警備兵とのやりとり後、アーチをくぐり抜ける。
しかし、待たされた。
50人ほどの行列を順番待ちして居たが、街で何かあったのだろうか?
特には質問などは無かったが・・。
やっとこさ移動が終ったのに・・・・。
「いらっしゃいませ〜」
「おいおい、あそこみろよ〜」
「ありがとう・・・・」
「・・・・するな・・・・み・・よ・・」
雑多な景色も、何処か遠い世界にみえる・・。
「飯にするか・・・・」
「・・ら・・・・い・・せ〜」
「鳥焼き、串肉、3個ヅッ・・・・」
「ん、美味い！？」
「・・、兄・・ゃ・・上手い・・・・」
「ん、ん！？」
何かおかしい、先程から聞き取りにくいぞ。
少しづつ瞼が眼を覆って来た。
「ギギッッッ！」
「ギギッッッ！」
朧げにも聴こえる？
何が？
何時もと違う？
けん怠感と憂うつ感を感じるも、意識が覚醒していく。
頬には冷たい感触、目を開けると石畳み夜露死苦も
鉄格子が視えるぞ。
鳴き声は鼠だな・・・・。
重たい目蓋を幾ら擦っても、鉄格子は其処にある。
何故、こーなった！？
アレから何日になるのだろう！？
盗賊団の連中に捕まって、拷問を受けている。
良くわから無いが、誰かと勘違いで俺を拷問している・・・・・・。
「ギギッッッアアアアアチ」
「ググェェェアアア」
更に、日にちが経った。
もう・・・・
死ぬかも・・・・
知れないな・・・・。
「ガラガラガラガラ。」
「おいおい、誰かいるぞ！？」
「うぇ〜 非道いな・・・・。」
「生きているのか！？」
「さ・・・・く・・・・！？」
「・・い、・・・・を・・ろ・・・・。」
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「ズズッ〜〜」
「ズズッ〜〜」
「ん、まぁまぁ・・・・」
久しぶりのスープを口に含むが、牢屋にいた頃の食事とダブり
余り美味しく感じない。
あれから、騎士団によって助けられた。
聞いた処によると、以前訪ねた城の騎士団らしい、城は無く成っても
機能はまだ生きており。
魔物や盗賊団の討伐隊を、以前より縮小しておこなっていると話していた。
まあ、城がなくても人はいる。
人々が集まり、村や町そして城に国が生まれる。
しかし、盗賊団に拉致られたのは頂けなかった。長旅では無いけど
疲れから体調を崩して、屋台の親父に一服盛られたらしい。
街に入る時の長さが、フラグって奴になったのか!?
・・助かった事に感謝だな、ベットの上で服を捲ると、痛々しいキズ跡が
縦横無尽にある。
3ヶ月・・・・。
牢獄に居た月日・・・・だ。
此れを教訓として明日の糧に出来るかは自分次第か・・・・。
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アルト
レベル 30
加護 ------
称号 ------
種族 人族
年齢 15
職業 鍛冶屋（見習い）
出身 ロードスター
ジョブ ------
DP 312
GP 137
体力 144
腕力 117
器用 121
敏捷 120
魔力 115
知力 109
運 20
アクティブスキル
【錬金術】 レベル 2
【鍛冶屋】 レベル 2
【剣技】 レベル 2
【棍技】 レベル 2
【魔法】 レベル 2
【筋力上昇】 レベル 1
【能力上昇】 レベル 2
【身体再生】 レベル 3 NEW！
【身体強化】 レベル 2 NEW！
【火耐性】 レベル 3 NEW！
【水耐性】 レベル 1 NEW！
【毒耐性】 レベル 2 NEW！
【精神耐性】 レベル 1 NEW！
【痛覚耐性】 レベル 1 NEW！
パッシブスキル
【鑑定】 レベル 2
【検索】 レベル 2
【アイテムボックス】 レベル 2
