レベル17
「ミミミミミミミミミミミミ」
「ミミミミミミミミミミミミ」
「ミミミミミミミミミミミミ」
う、うるさい・・。
この時期に為ると、途端に泣き出す。
蝉と思うかも知れ無いが、全くもって違う。
一言で云えば、〔鶏〕だが可愛げが無い顔付きで鳴く
そう為ると、益々イライラが募り。
朝から、しかめっ面になってしまう。
心を落ち着けようと、紅茶を入れてクッキーをかじる。
最近になって村に売られるようになった。
「カリッ」
「バリバリ」
「ズズッー」
「ん、うまい〜♪」
しかし、音からもわかるが如何ともし難い。〔行儀が悪い〕
心頭滅却すればとは、誰の言葉だ?
俺にはムリゲーかもね。
兎も角、新聞に目を通していく。
【新種の魔物か? 亜種の魔物か? オークキング・・・・】
「・・・・」
【新商品、以前のピザを・・・・、近日発売!! サカイ屋・・・・】
「・・を!? ん・・・・」
【ジェラート大陸の航路復帰、ロードスター・・・・。 セトゥバルから・・・・。】
「・・。復帰ね・・・・・・。」
「ミミミミミミミミミミミミ」
「ミミミミミミミミミミミミ」
「ミミミミミミミミミミミミ」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・」
「ダ〜〜〜〜〜〜〜、五月蝿い」
頑張りが我慢の限界を覆い尽くしたよ〜〜。
〜〜って事で、ブルゴス〔羊〕を狩にいく。
【ブルゴス】
〔動物の一種、体長1~4m、800㎏以上になる、肉、ブル毛が取れる〕
家に居るよりはマシかもね。Σ(゜д゜lll)
移動に時間入るけど、差し当たり問題ない。〔 no problem !!〕
移動中に瀑瀑草を見付けて手に入れた。
加工して自分でボムを作った方が経済的、ふふふふ・・・・。
▱▱▱▱▱▱▱▱
走って移動したのに、着いたのは昼過ぎになった。
あたり一面石畳みを望み、木々もある箇所から無くなった。
走ったからと言っても5~6時間で付ける場所ではないな・・・・。
さっそくブルゴスをさがす。
奴らの皮や肉は、意外と多額で売れる。
体重は800㎏以上は余裕である。
魔物でもないのに、異常に強い。
苦戦は当たり前・・・・。
「キョロキョロ」
「タッタッタッ」
「キョロキョロ」
「キョロキョロ」
「タッタッタッ」
「いた〜〜!!」
「ッツト」
声を出した事でこちらの存在に気付かれてしまった。
仕方ないので、正攻法で対処だ。
魔法を打ち込み走り出す。
幾らかの損傷はあるけれど・・。〔ブルゴス レベル10 1500/1700〕
数発お見舞いしての結果は散々か・・。
向こうもヤル気らしく、向かって来た。
剣を持って走るのを止めて魔法を唱える。
身体の周りに無数の火の玉が出来た瞬間に飛んで行く。
魔力が増えたので、乱れ打ちも可能になった。
威力は多少落ちるが、数は暴力だ。
初めは綺麗に避けて近付いて来て居たが、数が多い上に石畳みを破裂為せて
動きを阻害すれば、瞬く間に動きが鈍り、良い的と成り下がった。
ブルゴスも流石に虫の息でヨタヨタして居る。
〔ブルゴス 108/1700〕
しかし、近付いて驚いたのは、奴の状態を視ての事になった。
火に寄る傷みが、見当たらない・・・・!?
ブルゴスを覆う体毛は、其処まで凄とは思わなかった。
石畳みの石に寄る傷みが、ダメージを蓄積させての結果か!?
何時までもトドメを刺さないのも、アレだしサッサと終らせる。
牙と角は元から折った。
解体はめんど臭いので、そのままアイテムボックスにしまい、木ん呑で
口を濯ぐ。
手頃な石畳みに腰をかけて、周囲を見渡す。
右手の遠目に、茶狼の集団が視える。
左手はブルゴス2体を発見!!
程よく休んだ後に、勢い良くブルゴスに向かって走り出す。
朝からの鬱憤を晴らさんとの思いを・・・・。
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アルト
レベル 27 → 29 NEW!
加護 ------
称号 ------
種族 人族
年齢 14 →15 NEW!
職業 鍛冶屋(見習い)
出身 ロードスター
ジョブ ------
DP 287 → 301 NEW!
GP 102 → 124 NEW!
体力 110 → 133 NEW!
腕力 86 → 105 NEW!
器用 80 → 100 NEW!
敏捷 94 → 117 NEW!
魔力 88 → 105 NEW!
知力 79 → 100 NEW!
運 20
アクティブスキル
【錬金術】 レベル 2
【鍛冶屋】 レベル 2
【剣技】 レベル 2
【魔法】 レベル 2 NEW!
【筋力上昇】 レベル 1
【能力上昇】 レベル 2 NEW!
【身体再生】 レベル 1
【身体強化】 レベル 1
【火耐性】 レベル 1
【毒耐性】 レベル 1
パッシブスキル
【鑑定】 レベル 2
【検索】 レベル 2 NEW!
【アイテムボックス】 レベル 2 NEW!