レベル15
首切り族
彼らは、好んで首を切る。
彼らの名前の由来も、言わずと知れた事。
手に持つ斧で、首を斬り落とし腰にぶら下げ
持ち歩くのだ。
そう遠目に見えて居るのが、彼等だ。
現在進行形で首を刈っています。はい。
人、ゴブリン、オーク・・。
彼等の前に膝まずかされ、次々と刈られていく・・。
噂話に聴いて居たが、目にする事は無かった・・。
嬲られて、地獄の苦しみ悶える事は無いが、死は止めようも無く。
視て居る限りでは、凄まじい形相で刈られているが
死ぬのは一瞬だ。
難避けて、安楽に生きるのは愚かか。 by アルト
「ダッ」
今また首が跳んだ。
地獄の苦しみパッと消えて、首だけが跳び。
放物線を描いて。
悶える顔が此方に飛んで来た・・。
勢い良く跳ぶのは珍しいのか、首切り族の目はボールの様に
跳んだ此方に集まって、俺をみた。
自分の目の前に転がって着た頭を視て、再度彼等を観ると同じく
目があった。
背中に冷たい汗がタレる。
一瞬の静寂が包み込み。
凄まじい咆哮が吹き荒れた。〔首切り族〕
「うぉぉぉぉぉぉ」「うぉぉぉぉぉぉ」「うぉぉぉぉぉぉ」
自分もオモワズ。
「うぉぉぉぉぉぉ」
全速力で逃亡を開始する。
ちょっと、ちびっ子飛び出したかも知れん。〔下半身〕
森の中をジグザグにひた走る。
「うぉぉぉぉぉぉ」
時折、木に手斧が突き刺すが、後方確認などもってのほか
全くもって余裕無し、程なく森を抜けそうに成り始めた。
どこかに逃げ道が無いかと前方確認、人影が視えた！！
走りながらも、助かったと声を張り上げかけた時、前方に視えて
きたのは、人ならぬゴブリン達だった。
ソレはナイナイと、心の中で手を振ってしまった。
方向転換を考えて、踵をかえようとした時ピンときた。
彼等に、首切り族をなすり付ければイイ。
悪魔の所業、ゲームでお馴染みのトレインちゃん、FPKだが魔物には
関係ないな。
思い立ったが吉日とばかり、更に足に力を込めて進んで行く。
近く迄来て、彼等に気が付かれた。
が、構う事無く進む。
矢と斧がとんで来る、斧は交わして行くが流石に矢は無理だ。
何本か刺さり痛みに顔を顰める。
最後の藪を跳び越え、ゴブリンの集団の中を進む。
「ドドドドドド」
4.5.6と突っ込んで来るも、時には拳を使い又次の瞬間には剣を振るう。
もちろん蹴りも忘れない。
我武者羅に集団を通り過ぎると、後方で首切り族とゴブリンの戦闘が
始まった。
振り向きはし無い、此方も満身創痍で今にも意識が途切れそうになる。
ゴブリンとは言っても流石にキツイ・・。
矢を抜きつつ脚に力を込めて進む。
9本刺さっていた・・・・。
緊急事態の時に避難する場所に辿り着いた。
作り置きして居た藪をカモフラージュに置いて、傷の手当にあたる。
傷口が酷い事になって居る。
骨まで視えるが、【回復薬】を飲む。
10分程で傷口が塞がり、痛みは無くなった。
しかし、気力と体力が着いて来て居ない。
ここ迄、追い込まれたのは無いと思う。
更に30分休息をとる。
ボーッとして、少しの眠りに落ちた。
さてと、このまま退散為るか、迎え討つか・・・・。
「ガサガサ」
「ドッドッド」
決まりだな、早くもゴブリンとの戦闘が終わり捜し回っている。
見付かるのも、時間の問題と言った処か・・・・。
「ガサガサ」
「チッ」
藪を取り除かれた瞬間に、剣を振るい首を切りをとした。
穴から跳び出すと、群れの最後尾らしい。
チャンスは逃がさない。
腱を斬り付け15体目に気が付かれた。
ファイアーボールを5回飛ばして、近い奴から斬りかかる。
左上腕から繰り出される斧、反対側に潜り込む形で足元を
斬り付けた。
次々と襲い狂う彼等、剣の握る手に力が入る。
しかし・・・・。
ウザい・・・・。
で、気が付けば死屍累々が横たわる・・・・。
だ、誰がこんな非道い事を・・・・。
ブッブッと呟きッッも、魔石とコアを回収して終わった。
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アルト
レベル 24 → 27 NEW！
加護 ------
称号 ------
種族 人族
年齢 14
職業 鍛冶屋（見習い）
出身 ロードスター
ジョブ ------
DP 244 → 287 NEW！
GP 88 → 102 NEW！
体力 91 → 110 NEW！
腕力 65 → 86 NEW！
器用 60 → 80 NEW！
敏捷 75 → 94 NEW！
魔力 64 → 88 NEW！
知力 55 → 79 NEW！
運 20
アクティブスキル
【錬金術】 レベル 2
【鍛冶屋】 レベル 2
【剣技】 レベル 2
【魔法】 レベル 1
【筋力上昇】 レベル 1 NEW！
【能力上昇】 レベル 1
【身体再生】 レベル 1
【身体強化】 レベル 1
【火耐性】 レベル 1
【毒耐性】 レベル 1
パッシブスキル
【鑑定】 レベル 2
【検索】 レベル 1
【アイテムボックス】 レベル 1
