表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/43

レベル12



先程から聞こえる。




何故?




解らない?




何処?




一瞬にして、一陣の風が吹き抜けた。


木々の隙間を縫ってそれは駆け抜ける。




目で追い切れない、射抜かんばかり目で追うと


それは上空に馳せた。


見えて居るのでは無い、何と無くだ。



首を傾け上空を見てみる・・。



「ピビュー」


「ピビュー」



訳がわからん、ピビューバードだったのか?


先程までの薄ら寒い気配は消えて居る。


シンシンと長閑かな森林浴を愉しむ空間でしか無い。


まあ、気にしても仕方がないので、歩みを進める。


今日は何時もと同じ薬草の回収だ。


貯め込んだ薬草が切れ始めたので、追加で足を運んだ。


何の事もない何時もの森だ。


抜かりは無い、平常心だ。


弘法にも筆の誤りは、俺じゃあ無い。


一念を腹に据える。


程なく薬草の群生地帯に入った。


何度か探して、この一帯に薬草が生え易い事がわかり、以後活用している。


足もとを視ながら、【鑑定】を使い手際良く集めて行く。


ゴブリンと緑狼(リョロウ)がちょくちょく、出て来るが倒して


【アイテムボックス】にしまいこんで行く。


暇な時にでも緑狼(リョロウ)を解体するか


そのまま売り付ければ良い。


ゴブリンは魔石を回収して放置する。


死体は魔物に食べられるだろう。


この異世界では、それが自然だと教えられた。


それにしても魔物の数が多い、冒険者が来る事が少ないので


間引きがおこりにくく、村人が倒すのみでは仕方ないのか、20を


こえた。



ついでにシバ〔枝〕も拾い、冬の蒔きとして足しにする。


ちなみに、四季の呼び名は大まかになっている。


地の月 〔1月〜3月〕


火の月 〔4月〜6月〕


風の月 〔7月~9月〕


水の月 〔10月~12月〕


これらを纏めて、空陀羅(クダラ)〔1年〕と読んでいる。


かなり古風だと思う。


年に寄っては地水(ちすい)がかわくと言って


日照りや不作が起こるらしい。


考え事をして作業していると、剣童(けんどう)が鳴り響いた。


音が為る方向に脚を進めると、ゴブリンと戦うおっさんと子供?


苦戦している・・・・。


ため息を吐いて、参戦する事にした。



「手を貸す」



飛び出し声をかける。



「!?」


「おお、すまん」



目線で確認する寄りも速く剣を振るう。



「ギィ」


「ギァア」


「ガィ」


「グィ」


「ギギィィ」


「ォグ」



直ぐに終わった。


2人は、アホな顔で此方をみている。


取り敢えず声を掛けて見る。




「大丈夫ですか?」


「ああ・・・・。」


「うん」




大丈夫らしい・・・・。




「いや〜参ったよ」


「来れから、【ラム】に向かう処だったからね」


「だょね〜」




大丈夫か此の親子は?


【ラム】〔ダンジョン〕は以前に行ったことが有るが


3階までとは言っても彼等には辛過ぎる・・・・。


鑑定のスキルでレベルを確認・・・・。


〔ロム レベル3〕

〔リム レベル2〕




結果着いて行く事にした。




内容は酷いの一言だ。




3階奥は辿り着いたが、途中は涙ありの笑ありと言った


アクシデントばかり。


最後のボスは、コアが復活していないので、居なかったが


2人だと間違い無く死んでいた。


ラムを出て、村の入り口に帰って来た処で別れた。


運が良いのか、魔物からコアが2個取れて譲ってくれた。


魔石もと言われたが、流石に断り。


スキルが増えた。




▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱




アルト


レベル 24


加護 ------

称号 ------

種族 人族

年齢 14

職業 鍛冶屋(見習い)

出身 ロードスター

ジョブ ------


DP 244

GP 88


体力 91

腕力 65

器用 60

敏捷 75

魔力 64

知力 55

運 20


アクティブスキル


【錬金術】 レベル 2

【鍛冶屋】 レベル 2

【剣技】 レベル 2 NEW!

【魔法】 レベル 1

【能力上昇】 レベル 1


パッシブスキル

【鑑定】 レベル 2 NEW!

【検索】 レベル 1 NEW!

【アイテムボックス】 レベル 1



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ