レベル10
「ピビュー」
「ピビュー」
朝から上空で泣いている。
まるで、鷹?
今日は、久し振りに薬草とホーンラビットを手に入れようと
出て来た。
薬草は回復薬を作る為で、ホーンラビットは角が売れるのと
肉で日々の食事を賄う為だ。
今では、自分の生活はすべて自身で、勝ち取らなければいけない。
地球では、あり得ない程厳しいが、此処では当たり前の事らしい
少し目から汁が出た。
日本人として家にいる時は、こんなサバイバルを経験するなど
夢にも思わなかった。
ダラダラと生きて、営業マンとして過ごしていた。
自分にはきつい。
やはり健全な肉体には健全な精神が宿るのだろうか?
いや健全な精神に健全な肉体だったか?
どの道、俺には無いものだ。
羨ましい限りだ。
少しでも、時間を作る事が出来たなら、こうして日々の糧を手に入れる
為に出掛けるのだ。
あれから作業を続け、纏まった数の薬草が手に入った。
ん?
途中が抜けてる?
単調な繰り返しを延々と繰り返すだけだが?
兎に角、途中で魔物との戦闘など多々あったが、家に帰ってきた。
▱▱▱▱▱▱▱▱
「ふぅ~」
オモワズため息がでた。
お湯を沸かして、紅茶を嗜む。
「・・ん。美味い」
テーブルに置きっ放しのクッキーをかじる。
「美味・・。」
ほどほどに休んでから【回復薬】を持って出掛ける。
ネルさんのお店〔蔓木屋〕に着いて、【回復薬】を売り
雑貨を買う。
タオル、トイレットペーパー、等々を序でに雑談して
小ネタを仕入れて帰った。
ネルさん〔女性〕には可愛いがられてはいるが、俺は
イケメンではない。
身長はゴブリンとかわらず、150㎝しかない。〔コレからだ!!〕
服装もゴブリンとかわらず、布の服とスボンだ…。
ハッキリ言っていい処がない・・・・。
考えるのが、嫌になってきた・・・・。
帰るか・・・・。
▱▱▱▱▱▱▱▱
新たに買って来た紅茶を口に含みながら、新聞に
目を通していく。
「・・ん。甘い薫りの割に甘くない」
【シューベスター城がダンジョンになる!?】
「・・・・」
【ムック平原にドラゴン飛来!! 出入り禁止!!】
「・・・・」
【遠方の国、火の国でオークキング発生!! 援軍を軍民問わず募集!?】
「・・・・」
【新商品、近日発売!サカイ屋・・・・】
「・・・・・・さて。」
薬草を取り出して【回復薬】を作る。
ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリ
ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリ
【回復薬】 品質 普通
20個程で精製をやめて、今日の一日が終わった。
▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱
アルト
レベル 24
加護 ------
称号 ------
種族 人族
年齢 14
職業 鍛冶屋(見習い)
出身 ロードスター
ジョブ ------
DP 244
GP 88
体力 91
腕力 65
器用 60
敏捷 75
魔力 64
知力 55
運 20
アクティブスキル
【錬金術】 レベル 2 NEW!
【鍛冶屋】 レベル 2
【剣技】 レベル 1
【魔法】 レベル 1
【能力上昇】 レベル 1
パッシブスキル
【鑑定】 レベル 1
【アイテムボックス】 レベル 1