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レベル1



ここは、有る森の中・・・・


凄まじい罵声と轟音が鳴り響いく、余りの怖さに膝を抱えて荷台の片隅で震えて


いる。


しばらく為ると、騒ぎが収まり森の静けさを取り戻す。


商隊として、国や街を旅する何処にでも居る一団。


度々、盗賊や山賊に狙われる事もある。


そんな、日々の出来事に過ぎないが、静まり返ったまま何時迄も人の気配は


しない。


余りに、耐えかねたアルトは、親の言いつけを無視して荷台の上から降りて辺りを


見渡す。


其処には、矢に射たれて倒れて居た父が居た・・・。



▱▱▱▱▱▱▱▱



あの出来事から、10日たち宿屋のベットに横になっている。


運良く、近くの村人に助けられて、現在に至った訳だが放心状態の僕は、村人にただ


返事を繰り返すばかりで後先を考えていなかった。


商隊の生き残りはただ一人、ほとんどの荷物を売り払い、魔法の袋と金貨が手元に残


った。




▱▱▱▱▱▱▱▱




其れから、更に10年の歳月が流れてある街の近くに有る森の中、せっせと薬草を集


め周っている。


生活は苦しく無いが、何もしないで居るほど苦しい事はない、暇があれば薬草を集


めて【錬金術】でポーションを作っている。



更に住み込みで、鍛冶屋のサーシャさんの家でお世話になっていて、理由を付けて


手伝い【鍛冶屋】スキルも手にいれている。


所で話は変わるが、俺は転生者で日本人だったらしい、世にゆう〔テンプレ〕って


やつだ。


ちなみにステータスは次のようになっている。




▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱▱




アルト


レベル 1


加護 ------

称号 ------

種族 人族

年齢 14

職業 鍛冶屋(見習い)

出身 ロードスター

ジョブ ------


DP 12 〔ディスカバリーポイント、0になって致命傷を受けると死ぬょ〕

GP 3 〔グレートポイント、0になると魔法の類いが使えなくなるょ〕


体力 18

腕力 13

器用 6

敏捷 8

魔力 5

知力 9

運 20


アクティブスキル


【錬金術】 レベル 1

【鍛冶屋】 レベル 1


パッシブスキル


【鑑定】 レベル 1




▱▱▱▱▱▱▱▱




日が沈み始めたので町に帰る事にする。


辺りを警戒しながら草を掻き分けて進むと、ホーンラビットが1匹で草を食べ


ていた。


普段は、三位一体で行動する魔物だが、1匹なら何とか戦えると思い剣を片手に


走り出す。


直ぐに、ホーンラビットは此方に気付き動き出した。


俺は構わず剣を振り下ろす。


あっさり交わされてしまい、先制攻撃のメリットは無くなり多少傷っくが、


次々と剣を振り下ろす。


中々致命傷を与える事が出来ないが、小さな傷を重ねる事でホーンラビット


の動きが散漫になり、程なくして仕留める事が出来た。


俺は、久しぶりの獲物で上機嫌で街に帰るが、街に入って程なく宿屋の娘であ


るリリーに捕まりあっさりと獲物を奪われてしまった。


リリーの言い分は、アルトは友達だよね。アルトの物は、私の物と言い


サッサと自分の家に帰って行った。


唖然としながらも、そんなリリーの後ろ姿を見詰める事しか出来なかった。


普段と変わり無い平常運転だ。





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