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香薬師の恋路──匂いで解く宮中の謎

作者:神楽 柚希
東都の外れにある小さな薬舗で育った**椿(つばき)**は、薬草と調合の才に恵まれながらも、幼い頃の事故で嗅覚に“鋭すぎる癖”を抱えていた。ある日、宮中の若き侍医・**雨宮(あまみや)**に呼ばれ、帝の側室で起きた不可解な昏睡事件の鑑定を命じられる。薬の形跡はあるが、致死量とも合致せず、匂いだけが複雑に混ざり合っていた。

椿は薬学の知識と独特の嗅覚で「匂いの層」から人の感情や行動を読み解く。表向きは病気とされる腹心の者の症状、側室間の確執、宮廷内の“香りを媒介にするメッセージ”――ひとつずつ真相がほどかれるたび、椿は大きな陰謀の糸に触れていく。低き身分の薬師が、匂いだけを武器に宮中の嘘を暴き、やがて自らの“匂い=正体”を選ぶ物語。知恵と心で道を切り開く女性主人公の成長と、甘く切ない恋情、政治の陰影が交差する。
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