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プロローグ

 プロローグ

 勇者グラディムートが宿の個室で目を覚ますと、ベットのサイドテーブルに朝食らしき物が置かれていた。

調理の癖はどこか見覚えのある。

慌てない。これで痛い目を見たことがあるのだ。


 特にルームサービスは頼んで無いのだから


部屋を見回すと三角帽を被ったクローゼットがあった。

ああ、察してしまうあたり、毒されたのだろう。


 オレは、枕元に置いていた予備の剣を取ると


串刺しにした。

「ッ!…〜〜〜」

 女の悲鳴が聞こえるが気にしない。扉は抑えたのだ。

そう。いつ頃からか仲間の魔法使いが困った性質を持っていたのだ。

 具体的には研究欲とかその辺が抑えきれなくなったのか主に俺に毒を盛ったのだ。


 昔はまともだったんだが、…ああ

足音が聞こえる。

 さっと武器を探すとクローゼットの角度が合わないのか角材が挟まっている。

引っこ抜くと揺れてシセラリアの悲鳴が大きくなったが、まあいい。


 ドアの前に着くと扉が開く。

「おはようございます。ディム、ところで寄付をお願いできませんか?」

ベイ。修道士だ。疑わしいが神に仕えてるらしい。

 むしろパチカスと呼ばれている。

「何に使うんだ」

「パチンコ…いえ、戦争孤児院の再建料金に充てますよ。ええ、私欲で使ったりしませんからね」

無言で、ぶん殴った。


「ぐふふぉあああ、な。何をするんですか!。私はあくまで故郷をですねえ…」

 魔術師ことシセラリアが昔はまともだったなら、コイツは最初からクズだ。

資金を多めに崩しては、パチンコで溶かす。

 最初は信じてたさ。むしろ何でコレと今も組んでいるのか。

外せないんだよ。呪いの装備みたいに

「ふぅ」

「何だ。騒がしいな。“ウニ”ス、何をやったんだ」

 緑の髪、一見真面目そうなラミリックだ。実際に真面目ではあるが

役割は騎士、容姿的には普通に女。パチンコ野郎よりは好きだ。

「いえ、募金を募ったのですよ。ラミリック、貴女も王国に認められた騎士の一人として神の為に金銭を投じる気にはなりませんか?」

「お前の言う神はパチスロの神だったよな。うん、すまないウニウス。私はバカだが、クズには鼻が効くんだ」

 王国の元騎士、ラミリック。と言っても席はまだある。

そう、碌でもない連中は乗り込んできたシセラリア以外国王に認められた正式メンバーになっているのだ。

「それより、“チ”ィム。見てくれ」

ラミリックは時計を見せてきた。6時10分を指している。

「なんだ」

「わからないのか。私たちは“3時”に起きたんだぞ。お天道様は明るいのに早朝とはあり得ない。よって我々勇者パーティはぐうたらに朝を過ごすと言う大惨事を迎えたんだ」

……IQが、大体5くらいしかないのだ。


 まあ、自分から魔王に会いに行かなければ問題はない


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