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詩❲心理描写-暗❳

紅海

作者: 日浦海里

知らなければ良かった


そうすれば

迷うことはなかったのだから



出会わなければ良かった


そうすれば

躊躇うこともなかったのだから



これまでは

ただ歩き続ければ良かった


前を見て

振り返らずに


これまでは

ただ信じているだけで良かった


その先に

待つものを




けれどあなたがそこにいた

歩む道のその先に



立ち止まらなきゃよかったのだ

あなたを見ても

あなたに気づいても



声をかけなきゃよかったのだ

あなたを見ても

あなたに気づいても



けれどあなたを知ってしまった

あなたを知って、触れてしまった


その小さく壊れてしまいそうな心に

けれど強く光り輝く心に



わたしはどうするべきなんだろう

柔らかくて温かなその手を


わたしはどうするべきなんだろう

わたしを信じるその笑顔を

所詮、この手は汚れてる

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― 新着の感想 ―
[良い点]  知らなければ。  何も知らず、何も触れずにいられれば、何に煩わされることもないですよね。  そうした先に目的地に辿り着いたとしても、満たされているかは別として。 [一言]  抱くのは、…
[良い点]  タイトルの紅海。ほかに二種類ほど熟語が浮かびます。  モーセが海を渡ったように、振り返らずに進んでいれば、戻った海水に溺れることはなかった? なんて考えました。  「わたし」が「あなた…
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