草原の勇者は大平原に願う 詩
大平原の勇者よ 気高く突き進め
地母神の御心を胸に抱いていざ征かん
友と誓いし剣 夜空に煌めく戦士よ
愛する人を守る 力を 僕にください
猛き嘶きは遠く 響け地平の果てまで
悠久の大地 嗚呼、故郷よ 帝国の非道を決して許すな!
隣にあった|彼女の声 今はもう聞こえない
それでも戦え負けるな 動いておくれよこの身体
暗闇沈みたゆたう意識の中願うのは
暁の光が 降り注ぐこと……。
だいへいげんのゆうしゃよ けだかくつきすすめ
ガイアのみこころをむねにいだいていざゆかん
ともとちかいしおもい そらにきらめくせんしよ
あいするひとをまもるちからをぼくにください
たけきいななきはとおく
ひびけちへいのはてまで
ゆうきゅうのだいち ああ、ふるさとよ
ていこくのひどうをけっしてゆるすな!
となりにあったきみのこえ いまはもうきこえない
それでもたたかえまけるな うごいておくれよこのからだ
くらやみしずみたゆたういしきのなかねがうのは
あかつきのひかりがふりそそぐこと……。
お読み下さりありがとうございました。