地球の変形
とある平凡な日常の昼下がりで、いきなり流れ出したベルの音は、世界の終わりを告げるようだったと、その時代を生きた人は言う。
ジリリリリリリ
「皆様、今日14時30分にこの地球に惑星が衝突します。それにより、地球の3分の1が消滅すると思われます。次の国や地域にお住まいの方は、今すぐ避難してください。--」
多分全国で放送されているであろうその放送の内容は、明らかにこの平凡を奪うものだった。キャスターは泣きながらその言葉を告げた。日本は消滅予想区域からは大きく外れてはいたものの、どの国にも何らかの被害が及ぶと言われた国民は、だんだん大きくなってくる惑星を目の前にして、恐怖の感情が高まっていくだけだったという。
そして、14時30分。予定の時刻で予想どうりの場所に惑星は衝突した。もちろん全国に振動はいき、振動による地震で日本は大きく被害を受けた。そして、惑星が衝突した国は、驚くべきことにぶつかった惑星がくっつき、地球は丸ではなく少し凸凹した形に変わった。そこに、人間以外の生命体が上陸していたことがわかるのは、その国からその生命体が進出してきた時だった。




