17話 イベントクリ…ア?
はい、休日ということもあってか、かなり早めに書きあげれました( *`ω´)
よろしくお願いしますm(_ _)m
………はぁぁぁぁぁ…負けたか…
遂に死に戻りしてしまったな…
ステータスとか……お金とか……
はぁぁぁぁぁぁぁ…
……ん?蕾雅が戻ってない…?
「蕾雅?どこいったんだ?」
声をだしてみても反応がない
不思議に思い、視界にゲージを入れると…
蕾雅はHPが1残っていた
ステータス画面の仲間の位置情報をみると、まだコンド山のところにいるみたいだった
さらに、俺のステータスは減っていないしお金もなくなっていない
おかしいと思い、契約と召喚の説明をみてみたらどうやら契約獣か契約者が生きていれば、死に戻りによるデスペナはないらしい
ただ、生きていた方も死に戻りすればデスペナが発生する
召喚の方は、契約すれば双方召喚が可能だとあった
ただこちら側は仲良くなっていてかつ契約獣とのある程度の意思疎通が必要らしい
召喚のところにクリックできる欄があったのでクリックすると、そこには《念話》と書いてあるスキルがあった
……これからはもう少し注意してみよう
『あーあー…蕾雅?聞こえるか…?』
『ぴ……ぴ…』
辛うじて聞こえる程度の声が聞こえた
『蕾雅⁉召喚を使え‼それで俺をそちらへ呼ぶんだ‼』
『ぴぃ…ぴぃ…』
俺の立っている場所に魔法陣が現れて光に包まれた
「蕾雅⁉大丈夫か‼…いや、大丈夫じゃねえからその状況か‼」
俺が見たのは傷だらけで横たわっている蕾雅だった
「回復玉は…まだ飲めないか…なら…《治癒》《治癒》《治癒》………………………………」
たくさん治癒を使い、せめて薬が飲めるまで回復させる
全然使ってこなかったせいか、なかなか治らなかった
その後、上級回復玉を飲ませると今までの傷が嘘かのように一気に回復した
今は俺の周りをくるくるまわっている
そして、大きな影ができたなと思い見上げると…あのワイバーンが傷だらけのボロッボロッの状態で見下ろしていた
しかしその眼は最初に見たような赤い眼でも、怒った後の紅い眼ではなかった
知性のある綺麗な蒼い眼をしている
『…申し訳ない。魔神眷属との戦いで気が立っていて、主らを襲ってしまった。我は竜神様よりここのワイバーンを統べる者として任されたスノウ=R=ワイバーンと申す。龍鯱様と契約者殿にはかなりのご迷惑をおかけした。お詫びといってはなんだが、これを受け取ってもらいたい』
唐突にあれこれ話されて何が何だかわからない…わけでもないが、少々混乱する
そして…渡されたのはブロック状に斬りわけられたオリハルコンによくわからない鉱石と蒼白い角だった
「…これは?」
『オリハルコンと龍鋼は龍鯱様に我の角は契約者殿に。オリハルコンの説明は…?いらぬか…。我ら竜族や龍族の角はな、成長の際にポロリと取れるのだ。契約者殿に渡すのは1番新しい角だ。我が100年間毎朝竜力を籠めた物で、現在は我の倍ほどの竜力が籠ってある』
「それを武器にでも…ってことか?」
『うむ、人族は武器を使うからの。それに契約者殿の魔力を籠めると貴方専用の物に設定される。己の想像で武器にできるが、腕の良い者に造ってもらうのが1番よかろう』
「ぴぃぴぃぴぃ‼」
先程までくるくるとまわっていた蕾雅がスノウの顔付近まで飛んでいき頭をぺちぺち叩いている
『ルゥ……ガルルル、ガルゥラル』
「ぴぃ♪」
『ふむ、契約者殿。もう一つこの我が逆鱗を使っていただきたい。これには今の我と同等の竜力が籠めてある』
どうやら蕾雅は自分は二つもらえるのに俺が一つな事に怒ってくれたようだ
『そして龍鯱様へのもう一つは龍鋼というのだが、龍族の好物かつ成長条件の一つらしい。竜族が龍族に昇格するためのものである』
「…そうなのか。けど、そんな大事な物いいのか??」
『うむ、既に竜神様には許可をもらえておる。…ん?すまぬな、我はもう行かねばならぬ。また、戦いたければくるがよい。いつでもお相手いたそう』
きらららんと光がスノウを覆ったかと思うと傷が完全に回復し、かつ片翼ももとに戻っていた
そして俺らは下山しようか散策しようか悩んでいた
すると、唐突に画面が現れて
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【変異種雪之亜竜】の達成を確認
達成者には報酬とFAボーナス、LA
ボーナス、MVPボーナスが与えら
れます
さらに【変異種雪之亜竜】はこれ
より、条件を変更いたします
イベント発生条件は初回達成者の
意思によるものかlv.70×1領域挑戦
者かlv.60×16領域挑戦者のみとな
ります
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などとアナウンスがなった
そして、手にいれたのがこれだ
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報酬
亜竜王の竜力角×1
亜竜王の竜力逆鱗×1
オリハルコンブロック×99
龍鋼(小)×1
FA報酬
亜竜の指輪×1
LA報酬
亜竜の首飾り×1
MVP報酬
氷雪の暗殺者×1
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亜竜の指輪は亜竜以下の竜族系統に対して与えるダメージが1.2倍に与えられるダメージが0.8倍になる
亜竜の首飾りは《亜竜交流》というスキルがさらについていた
《亜竜交流》は一体だけ亜竜以下の竜族系統と契約できるものだった
氷雪の暗殺者はステージに氷か雪があればあるほどそれだけ見つかりにくくなるという効果と《白銀世界》という氷雪を発生させるスキルがあった
頭を悩ませるものだが、メリットが大きいので気にしないことにした
その後とりあえず甘奈さんに連絡をし、明日に装備を造ってもらう約束をした
因みにNPCとのフレ登録だとそのNPCの職が扱う素材なら送ることができるという便利機能付きだ
時間を確認すると、21:00…いつの間にこんな時間になったんだ?
オンラインゲームだとよくあるよな〜
「蕾雅、時間が時間だしさっさと帰ろうか」
「ぴぃ〜ぴぃ♪」
そんな訳で俺達はサーリに帰って、宿屋で眠りについた
12/23 第二部の持ち物を17話時点に更新しました